2018年度の冬期・直前講習のお知らせ

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河合塾の冬期・直前講習の日程をお知らせします。

(1)早慶上智MARCH向けのテーマ史理解講座「総合日本史演習(発展)」
(2)早慶大受験者向けのハイレベル問題の解き方を知る「早慶大日本史」
(3)上智・青学の出題傾向を知る「上智・青山学院大日本史テスト」
(4)早慶大対策の最終チェックを行う「早慶大日本史テスト」

早慶大志望の人には(1)(2)(4)ともにお薦めします。各講座で通年授業で扱えなかったハイレベル用語を追加します。(1)では沖縄・北海道史と女性史が含まれています。これは早稲田では絶対はずせないテーマです。(4)では本番さながらの問題演習と未見史料や正誤問題の正解へのプロセスを知るとともに、石黒オリジナルの早慶大あるある問題でパワーアップをはかります。

各講座の詳しい内容は、でるとこサイトをごらんください。

藤沢現役館 12/26(水)~30(日)10:50~12:20 総合日本史演習(発展)
藤沢現役館 12/26(水)~30(日)13:20~14:50 早慶大日本史
藤沢現役館 1/22(火)・23(水)17:00~20:20 早慶大日本史テスト
藤沢現役館 1/23(水)13:20~16:40 上智・青山学院大日本史テスト

あざみ野館 12/26(水)~30(日)17:00~18:30 総合日本史演習(発展)
あざみ野館 12/26(水)~30(日)18:50~20:20 早慶大日本史
あざみ野館 1/28(月)・29(火)13:20~16:40 早慶大日本史テスト
あざみ野館 1/29(火)17:00~20:20 上智・青山学院大日本史テスト


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1日完結の特別講座のご案内

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11月に1日完結の講座が行われます。

テーマ短期講座「差がつく文化史」(180分)
これは『でる日講義-とことん文化史-お試し版』と同じです。
もっとも演習問題などの付属教材はつきませんが。
このため『でる日講義』をお使いの方は内容が重複しますのでご注意ください。
(授業では仏教史以外は扱いません)

11月3日(土)13:00~16:20 藤沢館
11月3日(土)18:20~21:40 あざみ野館

でる日講義-とことん文化史-お試し版

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あざみ野からのメッセージ2018(17)

<Kさん>
明治の流れを理解したら教科書読んでいてもチンプンカンプンということがだいぶ少なくなりました!

<石黒>
授業を受けたかいがありましたか。よかったです。

<Nさん>
聞くだけ日本史が欲しくなりました。

<石黒>
ぜひ、どうぞ。

<Oさん>
頼家の将軍就任と13人の合議制はどちらが先ですか?

<石黒>
13人の合議制が先です。

<Yさん>
早稲田大学法学部2013(□1)(3)で出題されていた「酒船石遺跡」ってひろうべき単語ですか?

<石黒>
めったに出題されません。記述問題でしたからどうしようもありませんでしたね。

<なまえなしさん>
ノート14の戦国大名の出現を、全部丸暗記した方が良いですか?あと、もし良い覚え方があったら教えて欲しいです・・・。(早慶受けます)

<石黒>
早慶レベルでしたらノートにあるものはすべて覚えるんですよ? そこは替え歌化するのが良いと思います。

<Nさん>
30番ページの右で日露で止まっているコーナーBがあるのですがそれでいいんですか?

<石黒>
え? そこは僕がしゃべったのを書いてもらったんですが……。フリーズしてました? ってことは他にも聞き逃しがたくさんありそうですよ。

<Sさん>
日露戦争の借金は結局どうしたんですか?

<石黒>
意外と出るプリントに書いてある「外債」というのがその借金です。その利払いが大変で、第一次世界大戦での大戦景気まで苦しむことになりました。

<Sさん>
明治大学経営学部の過去問を見たらほぼ近現代史だったのですがそういう傾向だと言い切れるのでしょうか?

<石黒>
江戸時代が出ることもありますが、毎年基本的にそういう傾向です。

聴くだけ日本史-内閣編-

あざみ野からのメッセージ2018(16)

<Nさん>
公と侯の公をハムって覚えるのが同じでニヤけました。

<石黒>
漢字分解覚えですね。

<Mさん>
ガンバロー!!

<石黒>
がんばりましょう。

<Mさん>
黒ペンで40面ノートを隠そうとしたらすけてみえてしまいました(油性ペンでも水性ペンでも)復元+緑ペンでかくすのが効率いいかもしれないです!
頑張ります!

<石黒>
あらら。コピーのトナーが黒マジックの下でも光っちゃう感じですか。すみません。うまくやってください。

<Nさん>
小野梓の出題カウントってどうなんでしょうか。

<石黒>
あまり出ませんが、あの大学だけは要注意です。この質問をするくらいですからわかりますよね?

<Mさん>
スーツ変えましたね!
次の模試が全範囲なんですけど、全部終わらせたほうがいいですか?10月28日です。

<石黒>
いつもと感じが違いましたか? 似てるのばかり着てますが、いちおう毎週違うのを着てます(笑)。もっとも先週のは4月末にも着てました。
模試の範囲なんて気にしない方がいいですよ。予習レベルならやってもかまいませんが。効率の良さを最優先しましょう。

<Oさん>
国会、天皇、内閣のどこに責任があるかという内容にとても混乱してしまったのですが、この範囲はどれほど深く出題されるのでしょうか。
統帥権の独立を理解できればよいのでしょうか。GMARCH志望です。

<石黒>
さすがに統帥権の独立だけではまずいですよ(笑)。大日本帝国憲法体制が多頭的であることはわかったのではないでしょうか。それでかまいません。あとは憲法の条文を読んでください。

<Kさん>
明六社とはどのような立場のグループなのですか?

<石黒>
欧米の新しい考え方を広める団体だったのですが、福沢諭吉以外のメンバーが官僚であったため、政府が民権運動を弾圧しはじめるとジレンマに陥りました。啓蒙している思想の一つ天賦人権主義が民権運動を支える考え方だからです。それゆえ『明六雑誌』をみずから廃刊しました。

<Iさん>
「らんけいどうりゅう」などの「けい」が辞書だと渓だったのですが、どっちの方が好ましいとかありますか?

<石黒>
難しい漢字の「溪」で書く方が無難です。漢字に迷った時は電子辞書などではなく、山川出版の用語集を見てください。

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あざみ野からのメッセージ2018(15)

先日「番匠(ばんじょう)」についての質問がありましたが、どうも今年は紹介しそびれたようです。失礼しました。1学期のテキスト「日本史写真資料集」の46ページに図版が出ていますので、それとともに大工さんのことだと理解しておいてください。

<Hさん>
今日もありがとうございました。

<石黒>
いえこちらこそ。

<Mさん>
ヤバすぎるけど絶対間に合わせる!!!!!!!!!

<石黒>
はい、あきらめたら終わりです。

<Mさん>
ガンバロー!!!

<石黒>
がんばりましょう。

<Sさん>
今年は何の百年だ?の答えが知りたかったです。自分なりに調べてしっかり勉強しておきます。

<石黒>
この「何周年」というのは出る時もあれば、そうでもない時も多いので、そんなに気にする必要はありません。出題データを取っていない先生だと「○○周年だから出るよ」と言うことがあるようですが(笑)。

<Tさん>
大隈重信が本格的に出てきて面白いです。リスペクトを持って学んでいきたいです。

<石黒>
ネタは豊富です。お楽しみに。

<Sさん>
自由民権運動のところ、愛国社や期成同盟などたくさんあるのでまとめにいいと思います!

<石黒>
まぎらわしい用語の色をそろえる作戦はいいですよね。

<Nさん>
予習では分からなかった部分が明らかになったので良かったです。

<石黒>
かゆいところに手が届く授業をめざしています。

<Iさん>
部活で野球をやっていたので、上下関係的な所がよく分かりました。

<石黒>
あははは。

<Iさん>
日本と外国の条約話は学校でまったくわからなかったので、今回とてもおもしろかったです。

<石黒>
やっぱりそうですよね。だと思って丁寧に説明しました。

<Mさん>
Gmarchで先生的に日本史が一番むずかしい大学と一番簡単な大学を教えてください。
読むだけ日本史の一番有効的な使い方を教えてください。

<石黒>
僕にとってはどれも同じくらいなんですが……。あえて言えば中央大の法学部などに見られる一文一文の正誤判別を迫られる問題がめんどくさいです。受験生の立場からすると、立教大や学習院大で見られるその大学ならではの用語が苦しいかもしれません。
『読むだけ日本史(2)』は予習に使ってください。授業前に読んで理解し、赤字を暗記して書けるようにしてきてください。

<Fさん>
74、76年の士族の反乱を鎮圧したのは政府軍と言っていましたが、その政府軍って近衛兵のことですか?

<石黒>
近衛兵も含まれるかもしれませんが、基本的には陸軍省が管掌している常備兵です。徴兵令で集められた兵士は3年間で終わりですが、それ以外のずーっと兵士をやっている人たちがいるのです。

<Sさん>
女子留学生は覚えるのは津田梅子だけでよいのですか?

<石黒>
いや、のちに大山巌(いわお)の夫人となる山川捨松(すてまつ)なども覚えたいです。冬期講習の「発展」でやる女性史で登場します。

<Nさん>
郎と朗を度々まちがえるのですが、いつもの読み方をかえるような覚え方がありますか?単純暗記なのでしょうか。
<Nさん>
歴史人物の人名で「郎」というのがたまに出てきますが「朗」と混乱します。

<石黒>
そんなに困りませんよ。基本的に「郎」です。「朗」と書かなければならないのは、長野朗・森喜朗・和漢朗詠集だけです。森喜朗は書かされることはありませんから、現実には2語だけ注意すれば良いのです。
それにしても「朗」なんてどこで覚えたのでしょうか。逆に不思議です。お友達にいるんですか?

2時間でおさらいできる日本史 近・現代史篇

あざみ野からのメッセージ2018(14)

予習の範囲を言いそびれました。今週は自由民権運動(明治十四年の政変)まで進みます。条約改正については先取りして1911年までやってしまいますのでご注意ください。

<Nさん>
予習は語句暗記まで済ましておいた方がいいのでしょうか。

<石黒>
そのほうが良いと思います。

<Mさん>
白虎隊みたいにあきらめないで頑張る

<石黒>
それができた人が現役合格するんです。

<Hさん>
今日もありがとうございました。

<石黒>
いえこちらこそありがとうございます。

<Oさん>
オモシロイ!!

<石黒>
それはいいね。近現代はまだまだ楽しめると思うよ。

<Mさん>
法政の日本史はノートを覚えれば8割取れますか?

<石黒>
もちろんです。

<Mさん>
ガンバロー!!!

<石黒>
お互いに!

<Nさん>
だんだん近現代の波に乗れるようになってきました!

<石黒>
すばらしい!

<Kさん>
学校では「ナショナルバァンク」なんて連呼しただけで、石黒先生の説明は本当に助かります

<石黒>
なんですかそれは。叫び勉強やってるんですか。すごいな。

<Nさん>
前回の授業の最初にいなくて、24番ページの構成が分からないのですが、簡単に教えてもらいたいです

<石黒>
24番は左面にプリントを貼るだけです。このページだけはスカスカなんです。

でる日講義-つながる近現代-

あざみ野からのメッセージ2018(13)

<Nさん>
近代史楽しみです!
<Oさん>
これからの授業内容が楽しみです。
<Mさん>
近現代が既に楽しいです。

<石黒>
おおお。好スタートを切ってますね。予習・復習をバランス良く進めてください。確実に伸びますよ。

<Mさん>
ガンバロー!!

<石黒>
がんばりましょう。

<Hさん>
今回もありがとうございました。苦手時代ですが、全力で頑張ります。

<石黒>
幕末が、ですか?
26番ページは1862年、63年、64年のできごとをゴロを使って順番に言えるようにしてしまうとラクですよ。『日本史でるとこ攻略法』をどうぞ。

<Iさん>
話のつながりがおもしろくてメモがいつもより楽しかったです。

<石黒>
近代は細かく出題されるため、時代の流れを小刻みに説明しなきゃいけないんです。そうすると各所に因果関係が出てきておもしろくなります。

<Kさん>
江戸中期でまで日本史を武器にしていたのですが、倒幕からサッパリなので初心にかえってがんばります。

<石黒>
近現代モードへの切り替えが肝心ですね。そこを失敗すると怖いことになります。単純暗記ではないことを強く意識してください。

<Nさん>
薩長連合までの流れが学校の授業でよく分からなかったのですが今日の授業で分かりました。ありがとうございます。

<石黒>
ありがとうございます。がんばって説明した甲斐がありました。

<Iさん>
足利基氏 12番
番匠 15番左
藤原元命 8番左
が書いてませんでした!

<石黒>
いずれもあるはずです。基氏は初代鎌倉公方として組織図の中に、番匠と藤原元命はテキストから写すことをお願いしました。テキストの情報をノートに写していないのではありませんか?

<Oさん>
遅くまで居残り自習するときの夕飯ってどうしてますか?
毎日コンビニか遅くても家の夕飯か?

<石黒>
みなさんの事情は把握してませんが、コンビニで軽く食べて、家でも食べているのではないでしょうか。

<Sさん>
オススメの参考書とか山川の教科書の使い方とかを聞きたいです。

<石黒>
オススメの参考書は初回の授業で配った(2学期からの人にも初回に配布されています)プリントに書いてあります。教科書は論述問題が出題されないかぎり重視していません。使い方はやはり初回プリントに「日本史学習法」があるのでそちらをお読みください。

<Mさん>
ノートを覚えるためにどんなことをしましたか

<石黒>
僕自身がしたことですか? ノートを作った本人ですし、それを授業で何度も板書しているので覚えていて当然です。ノートの復習法についてはこちらの「復習・勉強法」に過去記事を整理してありますのでごらんください。カテゴリーにも「ノート復元のしかた」がありますよ。

マンガ 幕末は「論争」でわかる

あざみ野からのメッセージ2018(12)

<Mさん>
後期も頑張ります。

<Hさん>
2学期も頑張ります。

<名前なしさん>
ガンバロー!!

<石黒>
僕もがんばります。一緒に近現代を乗り切りましょう。

<Iさん>
23ページを完ぺきにします。

<石黒>
その意気込みで!

<Mさん>
とてもわかりやすく、迫力があります。

<石黒>
ありがとうございます。

<Nさん>
久しぶりの授業、楽しかったです。

<石黒>
僕も1カ月ぶりの授業でした。リハビリ不足ですみません。

<Wさん>
2学期から初めて受けるのですが、受験に向けて頑張ります。

<石黒>
できるだけ早く慣れてください。

<Kさん>
僕はやっていないのですが、多くの友人が「実力がつく日本史100題」をやっています。石黒先生が絶対にオススメしない理由は何ですか?

<石黒>
過去問じゃないからです。

<Yさん>
記述模試で「宗祇」を「飯尾宗祇」と書いたのですが、マルになりますか!?

<石黒>
なります。

<Yさん>
重要ではないと思うのですが、モリソン号に日本人を乗せてきてくれたことを幕府は知っていて攻撃したのでしょうか。

<石黒>
浦賀の段階では不明なのですが、山川では漂流民の二人がいったん日本に上陸して薩摩藩役人と接触したようです。それでも砲撃は行ないました。もちろん入試には出ません。

<Kさん>
信長が楽市楽座を出してから、家治で座が復活したということですか。

<石黒>
信長の楽市令はあくまでも「加納」や「安土」など地域限定の話です。全国すべての座がなくなったわけではありません。また江戸時代にしても「金座」「銀座」などが早くからありますよね。

<Sさん>
一学期の最終講を休んだのですが、ノートは自分でまとめるべきでしょうか?

<石黒>
それはかなり痛いですね。教科書などでは理解しにくい経済分野でしたから。自分でできるならどうぞ。

<Hさん>
文化史プリントの四神って高松塚古墳の壁画って書い(青龍とか白虎とか)てあったんですけどキトラ古墳ですか。

<石黒>
高松塚古墳とキトラ古墳は別ですよ。ただしどちらの石室内にも四神は描かれていました。ぜひこちらをお読みください。

<Aさん>
センターの過去問の点数がのび悩んでいます。(5割以上超えないです。)どうすれば8割まであげられるでしょうか?

<石黒>
既習範囲だけを解いて5割だとしたらかなりヤバイですよ。センター試験は私大入試より簡単ですから。ふつうにノートを覚えてください。間違えた内容をノートで確認し、そこにチェックするのも良いでしょう。覚えヌケしているところがはっきりするはずです。

<Iさん>
第1志望が国公立で、センターが大事なのですが、あまりセンター対策を重視しすぎずに、私立対策をしていれば、センターでも点はとれますか?
(あるある正誤問題はこの前買いました)

<石黒>
いや、私立の問題とセンターの問題では性格が違うので注意が必要です。まあたいていは私大対策をしていればセンターも取れるのですが、過去問で確認しておいたほうが安心です。

<Nさん>
40番ページまではいつおわりますか?

<石黒>
2学期最後の授業です。

聴くだけ日本史-美術史編-

百名山で最難関といわれる幌尻岳(2)


稜線からかなり下って七つ沼カールにたどり着きました。感動的なことにテントを張るのにちょうど良い広さの砂場がいくつもありました。今夜の寝心地は最高にちがいありません。


ところがよく見ると獣の足跡が! これ、どの砂場にもあるんです。頭がクラクラしてきました。


腹をくくって足跡が一番少ない砂場にテントを張りました。夜中に目が覚めると、わずかに開いたテントの入口からちょうど月が見えました。こういうところに幸せを感じます。


翌朝は晴れました。


無粋な標識がないのは良いのですが、道が途中で消えたりして困惑させられます。わずかな踏み跡を頼りに歩き回りました。


昨日ガスの中を降りてきたので全貌が把握できなかったのが痛かったです。あとで上から見たら回り切れなかったエリアが存在することがわかりました。うーん、宿題が残ってしまいました。しかし次回ってあるのでしょうか……。


再び稜線に上がり幌尻岳に向かいます。ここは本州のアルプス風ナイフリッジです。


振り返って七つ沼とお別れです。


ようやく幌尻岳です。ガイドと登ってきたおばさまがたがいたので撮ってもらいました。


幌尻岳山頂から幌尻山荘への道は、刈り払いが完璧で天国です。


その後、登山口のとよぬか山荘に降りた際にわかったことがあります。百名山ハンターのおじさんから聞いたのですが、百名山のほとんどは日帰りピストン登山ができるそうです。ところが幌尻岳は、①遠い北海道の山でアクセスが悪く、②水量によっては渡渉できなくなるうえに、③幌尻山荘という自炊宿に泊まらなければならない、という3点が足かせになるんだそうです。その点僕は、若いころに川遊びをよくしていたし、テント泊縦走が基本ですからなんら苦になりません。もっとも僕はハイマツ漕ぎに苦しめられたわけですが。今度登るときには破れてもかまわない古い雨具で行きます。できれば二人以上で。

ちなみに百名山ハンターさんたちと会話をすると、たいてい「百名山いくつ登った?」と聞かれます。あまりそこに興味がないため今回は「数えてません」と答えてみました。山というのは各人の嗜好・レベルで楽しむべきもののはずです。だから日帰りピストン登山が好きならそれを楽しめばいいし、クライミングが好きならそれを楽しめばいいと思います。僕はピストン登山があまり好きではありません。同じ道をたどって同じ場所に戻るのがむなしいのです。いくつも山々を抜けて遠くへ行くほうが旅っぽくて好きなんです。数日かけるトレランに興味があるのもそのせいです。年輩の方の中には「山を走るな!」という人も多いのですが、それはそれで了見が狭いんじゃないかと思います。

さて百名山の中で最も難しいと言われる幌尻岳ですが、単に山頂を踏めれば良いというならそれほど難しくはありません。渡渉をせずに登れる新冠(にいかっぷ)ルートもありますし(今回は道が崩れて使えなかったらしいですが)。たとえ渡渉するルートを行くとしても、沢歩きの練習をしておけば問題ありません。現地の最新情報だけはしっかり確認しておくと良いですね。


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百名山で最難関といわれる幌尻岳(1)

サハリンの帰りに北海道日高山脈にある幌尻岳(ぽろしりだけ)に登ってきました。ここは「日本百名山」の中で最も難しいとされている山です。途中、川をジャブジャブ渡渉しなければならない所が20箇所近くもあるからです。水量しだいでは流されるため引き返さざるを得ません。今年はすでに大雪山では降雪があったとのことで寒さも心配でした。

今日は珍しくその登山がどんな様子だったかを紹介します。受験にはまったく関係ないのでここで閉じるか、写真だけ見て息抜きしてください。幌尻岳情報を求める登山者が検索で訪れることも意識して詳しめに書きます。また、途中グロ画像が出てくるのでご注意ください。

その日、登山口の山荘から5人が同時に出発しました。誰もが幌尻岳は初めてで、渡渉とヒグマが不安で「一緒に行こう」ということになりました。ヒグマがシカを襲ったという情報も入ってきており緊張が走っていたのです。


こんな感じで渡渉していくわけですが意外と水量は少なめでした。地元のガイドの話によれば、すでに雪渓が溶けきったためそこから流れ込む水がなくなって水量はMaxの3割程度とのことでした。うまく歩けば膝頭までしか濡れずに行けます。ツルっとやってしまえばアウトですけどね。先頭きって歩いていた僕は2度もやってしまいました。


渡渉箇所がわかりにくいという噂がありましたが、いずれも赤テープがあって苦労しません。


幌尻山荘に着きました。ここで道が二つに分かれます。右に進めば直接幌尻岳、左に進めば戸蔦別岳方面。ふつうは右の道で幌尻岳をピストンして山荘に宿泊します。山荘といっても寝具・食料はなく自炊しなければなりません(※北海道の小屋はそれが基本)。しかも生水はエキノコックス症の危険があるので煮沸しなければなりません。燃料もかなり必要です。

ところで僕はここには泊まりません。稜線直下の七つ沼カールでテント泊したいのです。そこで同行者たちと別れて左の道を進みました。以後翌朝まで誰とも会わなくなります。そして歩きだすと道を大きくふさぐものが……。

ヒグマが殺した死体です。聞いていた情報では全然ちがう場所で遭遇したため冷や汗をかかされました。地元の人たちが「日高のクマは知床のクマと違って人間を襲わないよ」と言っていたのを思い出し、心を落ち着かせました。でもそれホント??


ヤブ漕ぎが始まりました。最初は笹でしたがすぐハイマツにかわり、それが延々と延々と続きました。


道が見えません。しかもこのハイマツ、僕の背丈を超えるものもあるし、入ってくるなといわんばかりにこちらに枝先を向けてる場合も多々あります。霧雨がずっと降ってるので松の葉についた水をかぶる上に、枝が雨具に刺さってきたりします。全身びしょ濡れになりながら「ハイマツって『這い松』じゃないのかよ~」と愚痴りました。


稜線に上がって北戸蔦別岳(きたとったべつだけ)に向かうと登山道に大きな糞が(!)。これはヒグマのですね。まだ新しそうです。鳥肌が立ちました。力いっぱい笛を吹いて「人間がいるぞ」とアピールしました。


ついで戸蔦別岳をこえ、目的地の七つ沼カールに下ります。ここでもやっぱりハイマツ漕ぎ。


池塘(ちとう)好きでカール好きの僕としては最高のテント場です。今回の登山の一番の目的はここにテント泊することでした。


翌朝の七つ沼カールです。

明日に続きます。


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南樺太への旅(3)

今度はサハリンの南端に向かいました。ここには日露戦争末期に日本軍が上陸しています。日本海海戦などに勝利した後、日本側の優勢を示すための軍事行動でした。その日本軍が上陸した地点には碑が立てられていました。


今は折られて上部は横倒しにされています。「遠征軍上陸記念碑」という碑文が見えますね。


上記の碑の近くに海底電信を送受信する施設跡がありました。ここから北海道まで海底ケーブルがつなげられていたのです。

話は変わりますが、日本領時代に建てられた樺太庁博物館は大変立派なもので、現在も利用されています。

サハリン州郷土博物館になっているのです。屋根に日本らしさが現れていますね。ここには昔サハリンに住んでいた人びとと北海道に住んでいた人びと文化に共通性があることを示す遺物が展示されていました。想像以上に遠くまで「丸木船」などで出かけていたわけです。


黒曜石使ってますね。北海道「白滝」産の黒曜石はサハリンにも渡っていました。


外には「奉安殿(ほうあんでん)」までありました。これは戦前の各学校にあった施設で、なかに「教育勅語」と「御真影(ごしんえい)」を安置していました。入試ではあまり出ませんが明治大では備えておくといいですよ。さすが「御真影」をおさめるだけあって頑丈にできていますね。コンクリート製です。日本では戦後にほとんど壊されましたが、こんなところで目にするとは驚きでした。ここで例のご老人は「朕惟フニ我カ皇祖皇宗国ヲ肇ムルコト宏遠ニ……」と教育勅語を口にしました。今でも覚えてるんですね。僕も同調したらウケたでしょうね。

サハリンツアーの話はここまでです。明日は帰りに寄った山登りの話です。受験には関係ありません。

でる日講義-経済・外交史(近現代)-

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