みなさんからの質問(8)

先週、出版社Gから出されている史料問題集を、ある生徒から見せられました。そして、その問題集とderutoko.comの『どこでも史料問題』との間に、あまりにもおおきなズレがあるのを見て驚愕しました。空欄や下線のチェック箇所が違うのはもちろん、扱っている史料もだいぶズレているんです。まあ、ズレが大きい分、僕としてはニヤリなんですが、どうして彼はそんな問題集買ってんだ!? って点では泣きました。

そして、その一方で、『どこでも史料問題』を使っている人から質問メールがきました。

<Tさん>
河合塾で早慶大日本史取ってるTですが、度々質問すいません。『どこでも史料問題』で山川の史料の現代語訳を調べるのはその史料がどういうことを言っているかを調べるためだと思いますが、難しい漢字を調べるとあるのは、難しい漢字は読めるようにしとかないとまずいってことですか?

<石黒>
史料問題で読みが問われることはあまりありませんが、たとえば上巻のP.29で「得分」という語句が空欄になっています。これを覚える時はどう発音して覚えるのでしょう。まさか「えるぶん」などと言ってないでしょうね?「とくぶん」です。やはりできるだけ正しい発音で覚えたいものです。若い女性アナウンサーが読みを間違えるのをよく馬鹿にしますが、「他人のふり見て我がふり直せ」と言いたいです。日頃から正しい読みを気にする癖をつけるべきだと思います。

<Tさん>
わかりました、ありがとうございます。あと日明貿易開始の「海島に…幾許人」のところがでるとこ史料だと倭冦が捕らえた捕虜なのに、山川の口語訳だと日本に漂着した者みたいな事が書いてありますが、どういうことですか?やっぱり例のように山川側が入試の出題傾向を知らないだけですか?

<石黒>
直訳すれば山川の口語訳通りですが、実際のところは倭寇がとらえた捕虜のことです。早稲田ではそう出題されています。ちなみに「倭冦」ではなく「倭寇」です。

<Tさん>
すいません!撃沈してしまうところでした(笑)ありがとうございます。

考えなしにやみくもに勉強してる人は、ものすごく時間と労力を無駄にしていると思います。2年、3年かけて受験するというならそれもいいかもしれませんが……。一方で、ポイントを突いて効率よく勉強すれば、受験は絶対勝てますよ。


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