模擬試験と問題集と本当の出題状況

河合塾で全統記述模試が行われたようです。まだ問題は見ていませんが、いつものことを考えると、けっして難しい問題ではありません。早慶上智クラスを志望している生徒には、もの足りないほどです。このため、高得点が取れたからと言っても、まったく油断はできません。逆に、もし、既習範囲なのに8割を切っている大問があったら、その部分の理解が足りていないのだと痛感してください。

早稲田予備校とS.P.Sのみなさんは、それぞれ校内模試がありましたね。あれは、全統記述よりも難しく作ってありますが、早慶上智クラスをめざすなら、9割を、MARCHクラスをめざすなら、8割を取りましょう。

また、自分の弱点の分析もしっかりやっておきましょう。
・政治史部分がうろ覚えだった
・文化史分野が弱い
・正誤問題ができない
・史料問題ができない
・設問文を読み間違えた
・漢字のミスが多かった
この辺が定番のタイプですね。
それを克服するためにはどうすべきかもよく考えましょう。

ところで、書いているうちに去年のワセヨビの生徒を思い出しました。

代ゼミの模試を受けて、ある問題が解けず、「××って何なんですか?」って質問してきたんです。それは、入試ではまず問われることのない事項だったのですが、代ゼミを信奉してたのか、彼女は「解けなきゃいけない」と勘違いしていたのです。実は、それ以外の絶対正解すべき問題でいくつも間違えていて、そっちこそ深く反省すべきだというのに!

大手予備校の模擬試験と言っても、入試問題に精通していない人が作ってることもあるのです。某中規模予備校の校内模試なんて、講師の経験もない大学院生が作ってたりするんですよ。しかも、その科目を受験したこともないのに!当の本人であるHさんから聞いてしまいました。ここではとても実名は出せませんけど。そういう入試の実態を知らない人が作っている場合は、解説なんてボロボロです。まじめに読んだりしたら、余分な知識に汚染されてしまいます。

みなさん、入試の実態とはズレている問題なら、模試だろうが、問題集だろうが、やる意味はないのですよ。しかも、そんなどうでもいい問題に振り回されて、基本事項や、ぜひ正解すべきおいしい用語を習得していないなんて、本末転倒です。受験なのですから、要領よくやりましょう。単に知識を増やすだけでは、入試では高得点にならないんです。そして、たいていそういう人は、40面ノートをきちんと暗記していないんです。「復元」なんて、はなからあきらめてたりします。もう、自爆しているとしか言いようがありません。

そういえば、こんな人もいました。

『×××日本史』という問題集を解き、その解説と授業内容のズレを質問しにきた、現役生のYさんです。その問題集は、入試の出題率ではなく、別の観点から「難問」か否かを判断している問題集で、僕はお勧めしていないものだったのですよ。

伏せ字だらけで何言ってるんだかわからなくてすみません。この場では到底口に出せないんですよ。

で、このYさんの場合、そのヤバさを悟って、その後は変わっていきました。おかげで早稲田に合格できたんです。

全国には、某有名参考書から離れることができず、ムダな知識を詰め込んでいる人たちがいます。意外と出る用語なんて知りもせず、初めて会った先生を、親だと思ってついていくアヒルな人たちです。

こういう人もよく見かけます。入試本番で「日本史9割正解」なんてあるわけないと思い、日本史は7割取れればいいと思っている人たちです。日本史学習の時間を短縮する方法を知らないんじゃないでしょうか?そして、本当に日本史のかわりに、英語の点数を上げることはできたのでしょうか?

僕の授業や教材で、本当の出題状況を知った人は、そこに向かって突進してください。


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