赤本に出てきた単語はどこまで覚えるか?

問題集や赤本をやっていると、授業で習っていない単語が出てきます。それらはノートに追加して覚えるべきなのでしょうか?

40面ノートにないということは、基本的には出題率の低い単語です。その大学ならではの単語であることがあります。たとえば、G大学における「衛氏朝鮮」とかですね。こういうのは、G大学を受験する人にとっては、ぜひともノートに足しておくべきです。しかし、受験しない人にとっては、ムダ以外の何ものでもありません。ということは、自分の志望大学の問題に出てきた単語は、「余裕のあるかぎり拾うべき」というわけです。

一方、問題集で出会った単語は微妙ですね。とくに、Z会の『日本史100題』など、入試問題ではなく、出版社が独自に作った問題だった場合、「それ、ほんとに入試に出るんですか?」って言いたくなります。そもそも「なんでそんな問題集やってんだ?」って話もありますが。Z会のブランド戦略にハマってませんか?ははは。また喧嘩売ってしまいそうです。

というわけで、問題集に出てきた見知らぬ単語は、「拾うにこしたことはないですが、重視することはない!」です。他に優先して覚えなきゃいけない単語が死ぬほどあるからです。

ところで、ここまで「ノートにない単語」という前提で書いてきました。しかし実際には、ノートを十分覚えきらずに問題を解いて、「こんな単語ノートにないよ!」と言い出す人がいます。2年前、立教大の「数学の歴史」の大問をさして、「これ、ノートじゃ解けないんですけど」と、文句を言われたことがあります。確かにノートにない単語もありましたが、多くは彼が覚えていないだけのことでした。そんな人は、でるとこサイトの会員専用ページの、「40面ノート検索」を使って探してくださいね。結構書いてあるものです。文化史プリントに書いてあった、なんてこともよくあります。人のせいにする前に、自分の浅さを噛みしめてください。