用語集にマーカーを引く意味

去年の学習法を捨てられない高卒生は多いです。よけいなことをやりすぎていたのに、それを続けてしまったり、逆にやらなきゃいけないことを、相変わらずやらなかったり……。

先日、質問に来た人で、用語集をチェックしていた人がいました。自分が調べた用語の意味の部分に蛍光マーカーを引いていたのですが、それは去年引いたものだから、今年は新たに用語集を買い直して、そこにマーカーを引くべきですか?という質問だったのです。みなさんは、どう思いますか?僕はこれ、あらゆる意味でハズしてると思います。彼にとってはキツイかもしれませんが、冷静なアドバイスをしますね。何度か質問に来ていたので、ガキっぽい反抗期はすでに卒業しただろうと踏んでのことです。

まず、辞書にマーカーを引く意味ってあるのか? と思うんです。引いたところで覚えるわけではありませんし、後でもう1回見る時のため、というなら、「え? 用語集を何度も引くヒマなんてあるんですか?」って突っ込みたいですし。そして、どうも去年の予備校の先生が、「用語集を全部覚えろ!」と言っていたらしいのですが、そんなこと本気でできると思ってるのでしょうか?それができるなら、東大とか余裕で入れますから。そして、そんなバカみたいに覚えなきゃいけない環境からは、もう脱出したんですよ?だって、今の彼は、僕の授業を受けているんです。入試に出るものが何かを見極めた授業だってことを、まだ信じられませんか?「自分はどうしてアピールするのが下手なんだろう?」と、誰でもなく僕がへこみますよ。そして、用語集の説明には、覚える必要のない内容がたくさん書いてあるのです。入試に出ない用語がたくさん載っているのは言うまでもありません。そんなムダなもろもろを頭に残せるすきまがあるというなら、もったいないので、英語に脳味噌使ってほしいです!時間も労力も英語に使ってください!それぞれの用語で何がポイントなのかは、授業で説明します。そこで理解してしまう方が、用語集や辞書の説明を読むよりも、果てしなくラクなことです。「辞書を読めばわかる」って思っている人は、残念ながら合格まで遠回りしなきゃいけない人たちです。何度でも言いますが、用語集や辞書には入試に必要ないことが書いてあるんですから!説明が長すぎてポイントがボケてるって気づきませんか?というわけで用語集は、漢字や意味を調べる時に使うもので、説明を読む時には、「もう二度と引かない!」と心に誓いながら、その場で理解しきってしまうべきものです。通年授業を受けている人なら、その説明を頼りに、授業でなんて説明してたかを思い起こしてください。まだまだ時間の使い方が下手な人がたくさんいます。いかに短時間で習得しきるかに全力を注いでください。

高卒生のみなさんは、去年の先生に騙されていたことに、気づきたくないのかもしれません。いや、先生もけっして騙してたわけじゃないんでしょうね。用語集全暗記しか勉強法を提案できなかったのでしょう。理由はひとえに入試問題をそこまで分析していないからです。そして、先生というのは尊敬しがちな対象ですから、それを信じてがんばってきた生徒だと、僕にそれを否定されて、混乱してしまうのです。そこにはたぶん、‘その勉強法を信じていた自分’を否定されることに、抵抗があるんだと思います。僕ももうちょっとやわらかい物言いをすべきなのかもしれません。でも、鈍感な人だとそれでは気づかないんですよ。ごめんなさい。ゆっくりやってる時間はありません。最短ルートを取りたいです。

明日は、逆に気づき始めた人からのメールを紹介します。


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