『難関大用語集解』の使い方

『難関大用語集解』の使い方についての質問があいついでいます。
そこでY君とのやりとりを紹介します。

<Yさん>
初めてメールさせてもらいます河合塾のYです。毎日ブログ拝見しています。ブログを見ていつも自分の甘さに気付かされています。自分の甘さと言えば先日の記述模試でも気付かされました…。自己採点の結果論述問題を抜いて71点でした…。8割、9割を目指していたのでショックでした。自分で見直してみると本当に情けない解答が多かったです…。例えば外戚の『戚』の字を間違えたり「枕草子の著者が仕えた一条天皇の皇后は誰か」という問題で「しょう、けん、い、きは一、三ごい、ごす」だからと定子と書くところを彰子と書いてしまったりと色々なケアレスミス?をしてしまいました…。たぶん自分の中のどこかで石黒先生の日本史受けてるから8割はいくだろうという甘い気持ちがあったのだと深く反省しています。これからは「先生の授業を受けてる」からではなく「先生の授業を吸収している」成績が上がったと言えるように努力していきたいと思います!長々と話しましたがここで一つ質問です。難関大用語集解を申し込んだんですけどどのように使っていけばいいでしょうか?また日本史事始もやっているのでそれとの併用の仕方も教えていただけないでしょうか?本当に長々と失礼しました。

<石黒>
「枕草子の著者が仕えた一条天皇の皇后は誰か」の問題ですが、
彰子ではなく定子だと導き出す方法はわかっているでしょうか?
ちょっと解き方が心配になりました。
そして『難関大用語集解』の使い方ですが、
とくにこれといったものはありません。
ノートや問題集が終わったところから、
『難関大用語集解』でさらなるステップアップをしていくだけです。
中身を見てもらえばわかる通り、
細かい事項の説明の後に出題例が続くのでそれを解いてください。
ノートに書かれていない事柄だったら、
ノートに追加すると良いでしょう。
ただし、中にはかなりハイレベルな内容も含まれているので、
100%習得するのはかなり大変だと思います。
模試の話からは、
Y君がまだまだ単純ミスをつぶせていないことがうかがわれます。
まずそちらをクリアしなければならないでしょう。
たぶんたくさん問題を解かなければならないタイプだと思います。
「戚」は氷山の一角でしょうから、
漢字を間違えて覚え込んでいる用語が他にもありそうですし。
自分の学習レベルを問題集や過去問でチェックしながら、
徐々に進めていってください。

<Yさん>
お返事ありがとうございます!すいません…。まだわかっていませんでした。よく考えてみれば古文常識として知っていたのですがたぶん「一条天皇の皇后」というフレーズに「あ!これゴロ合わせでやった!」とはやとちりしてしまったのでしょう。わかりました!『難関大用語集解』はまだ甘さの残る僕には早いのかもしれませんが頑張って習得していきたいと思います。それと単純ミス減らします!今回のミスで漢字が侮れないと実感することができました。先生もおしゃったように氷山の一角であることは間違いないと思います。それに今回気付けたというだけでもよかったと思います!そしてたくさん問題を解いてレベル上げていきます!

<石黒>
念のためお伝えしますが、
「一条天皇の皇后」とかはどうでもいいのですよ?
清少納言は定子に、紫式部は彰子に仕えたという区別が肝心です。
それをどういう方法で覚えるかの工夫を考えてみてください。

<Yさん>
ご指摘ありがとうございます。とことん文化史も注文したので文化史も頑張りたいと思います!本当に色々とありがとうございました!

どの条件から答えを導き出すかを勘違いしてしまうのは、
似たような問題の存在を知らないからです。
簡単な例を一つ挙げてみましょう。
環濠集落と高地性集落です。
この二つは「防衛性を意識して作られた集落」という点では同じです。
それゆえ両者を区別する別の条件として、
どんなものがあるかを知っていなければなりません。
もちろん入試に出題されるもので、です。
自信のない人は『読むだけ日本史(1)』のP.11をごらんください。


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