あなたなら、どんなタイプの予備校講師を選びますか?(2)

先日のやりとりの続きを紹介します。

<Yさん>
返信ありがとうございます!!!まさか返事が来るとは思いもしませんでしたぁぁ!
○○先生(編注:伏せさせていただきます)は世界史も教えています^^。政経と世界史の知識がないと日本史”B”がおしえられないとおっしゃってました。実は僕石黒先生の教材である日本史事始を昨日買って今日つかってみました!先生のどの教材にも共通して言えることですが、本当にかってよかったと思いました!毎回教材販売の対応が迅速で助かっています^^。でもただ難点が一つあります。それは石黒先生以外の問題集が怖くて使えないことです笑。これだけ出題回数にこだわってくると、どの問題集も手に取ることができません・・。一つだけ意見があるとしたら、文化史DVDの教材のプリントの空欄が狭いことです。特に学問のところは大変でした笑。偉そうですいません・・。この夏の日本史計画をたてたので、厚かましいですが、できればご指摘お願いします。

<通史>
江戸(7代まで)までの時代を7個に分け、そこからまた3段階に分ける。
1段階 日本史事始+史料の暗記
2段階 日本史Bで高得点を稼ぐ標準問題演習+史料(問題編)
3段階 石川の日本史B標準問題精講+「△△(編注:某有名問題集が入ります)」+史料(頻出編)
年代暗記のゴロ本と石黒先生のゴロ本は1~3段階全てに入ってます。3段階までこなしたら次の時代へ。という感じでやります。

<文化史>(もう1回通してみたので2回目です)
(1)プリントの空欄を全部黒ペンで埋める
(2)授業を見る
(3)赤と緑の暗記ペンを上手く使って字を隠しどっから聞かれても答えられるようにする
(4)1テーマ終了ごとに付属の問題集を解く。
(5)全テーマ終了後、河合塾;日本史文化の整理と演習、Z会テーマ・文化史を使っていく。
という流れです。正誤問題は日本史の授業が10月半ばに終わるので、その後に復習も兼ねて使っていこうかと思います。長々とすいません。

<石黒>
確かに世界史や政経の知識がないと「日本史B」は教えられないかもしれませんね。でも「受験日本史」を教えるためには、世界史や政経の知識よりも、まず日本史の入試問題のデータがないと教えられません。教えるべき内容がどれだかわからないからです。当方は「受験日本史」を教えているため、世界史や政経の勉強もしないわけではありませんが、かじる程度にとどめています。言うまでもありませんが、「受験世界史」や「受験政経」を教えるとなったら、そちらの入試問題までデータをとらねばならず、寝る時間がなくなりそう
ですね。
さて勉強法ですが、「日本史Bで高得点を稼ぐ標準問題演習」と「石川の日本史B標準問題精講」については中身をしらないためコメントできません。「△△」についてはブログで何度も書いているとおり、入試問題ではないためお勧めしません。解説も出題率に沿ったものではありませんし。

一方、文化史は『でる日講義−とことん文化史−』の問題集を解いた後は、ひたすらプリントで用語チェックをすれば良いかと思います。他の問題集をやる時間があったら、志望大学の過去問や他教科の勉強に回すべきでしょう。

予備校講師を始めて最初の10年は、かなりたくさんの授業をやっていました。夏期講習なども、今でこそ一日480分でヒーヒー言っていますが、昔はほとんどのタームがそれくらいの時間数で、しかも8月末まで続いたりしていたのです。2001年の手帳を見てみたところ、7月14日~8月29日のうち休みが3日だけというスケジュールでした。2学期の授業もきっちり9月1日から始まっています。

こんな激務でも楽しんでやっていたわけですが、そうせざるを得ない事情もあります。身も蓋もない話ですが、時間給が安いため授業をたくさんこなして稼がないといけないわけです。一方で、数をこなすことで教え方がうまくなっていくという意味も大きくありました。でも逆に、授業の準備には多くの時間を割くことができず、予習は粗くなりがちで、出題データを取るのも相当キツかったです。

今は週4日しか授業を入れていませんから、入試分析はもちろん、本の執筆や他の入試関連業務もできるようになっています。


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