定番の落とし穴と壁を打ち破る2ステップ

先日、藤沢である現役生から勉強法について相談を受けました。学校で日本史をやっていないというハンデを背負っている人で、日本史が苦手とのことです。

もっとも、話をよく聞いてみると偏差値は50台後半には届いていました。ただ、ノートの復元がきちんとできないために問題は少ししか解いておらず、過去問にはまだ手をつけていないと言うのです。

こういう話はよく聞きます。そしてこの後、良くないコースに進んでしまう人も多いです。良くないコースとはいくつかあるのですが、共通するのは「勉強するものを減らしてしまう点」です。ノートが覚えられないからと、一問一答集に走ったり、『読むだけ日本史』の赤字覚えに走ったり、はたまた私大受験なのにセンター試験に的をしぼり、センターの過去問ばかりを解いたり……。いずれも撃沈コースまっしぐらです。第一志望の私立大学に、センター試験で受かるなんてことはまずありません。その話はこちらに書きました。だから一般入試の過去問こそ解くべきなのです。

こういう話をすると、これまた決まって返されるセリフがあります。この彼女もご多分に漏れず、やっぱり返してきました。「過去問を解くのが怖いんです」と。オイオイ、そんなんじゃ本番はどうなるんですか。ま、いわゆる「逃げ」ってヤツですね。そんな消極的な姿勢で第一志望に受かる人なんて、ふつういません。

そう話したところ、この彼女は意外と自分を客観視できていて、笑って「やっぱりそれじゃあダメですよね?」って言ってました。もしかしたら乗り越えられるかもしれませんね。

さて、この手の壁にぶつかっている人には、次のアドバイスをします。

(1)ノート覚えは、制限時間と範囲を決めて取り組む。
これは問題演習の時間を確保するための策です。ノートをだらだら覚えるのはやめましょう。近現代ならよりスピードが上がるでしょう。夏に近現代をしっかりやった人なら、1面30~40分ですむのではないでしょうか。予習と授業中の集中度合いしだいかもしれませんね。時間が来たら中途半端でも切り上げて、(2)の段階に進んでください。

(2)内容を覚えているうちに過去問を解く。
記憶したものは、数分後と一日後にチェックするのが効果的という説があります。少なくとも、思い出す作業をしてこそ定着するのは間違いありません。ならばノートを思い出すこともしたいですが、実戦重視で入試問題も解くべきです。そこで解ければ自信もつきます。「ノート覚えはあやふやだったけど、意外と解けた!」ってのはアリなのです。そのうえで、再びノート復習をしてまた問題にチャレンジしましょう。

過去問は、第一志望の自分の受ける学部のものから取り組み、次に第二志望、第三志望と進めてください。いろんな大学を受ける場合は、各大学の出題形式や正誤問題レベルの違いにも着目しましょう。解きやすい大学とそうでない大学が出てくるかと思います。それがわかれば、克服するためにどんな学習をすべきかも見えてくるはずです。

過去問で8割が取れる学習をしてください。8割を取れない学習は見直すべきです。

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