みなさんからの質問(2)

今日は『読むだけ日本史』についての質問に答えます。

<Iさん>
「読むだけ日本史」のことなのですが、それだけだと浅いって言ってましたよね?古代~近世をより深く勉強するためのおすすめの参考書などもしあったら教えてほしいのですが・・・というかほんとに、「一学期の先生の授業を受けてればなぁ~。」とかなり後悔してます。まぁもうしょうがないので自分で何とかがんばるしかありませんが。あと、ある人に、上智大学の日本史の問題は年によっての差が激しいって聞きました。かなーり難しい年とめちゃくちゃ簡単な年があるとか。実際のところどうなのですか?

<石黒>
同じような質問が、Aさんからもありました。Aさんは慶應商学部を志望していて、「赤本を見た限りでは読むだけ日本史だけでは足りない気がするのですが…いかがでしょうか??」と言うのです。鋭いですね。お答えします。

「読むだけ日本史」は、MARCHクラスならかなり得点できますが、早慶上智クラスになると、とても十分とはいえません。かといって、「これ1冊やれば大丈夫」という教材もありません。問題集や赤本をやって補っていくしかないと思います。用語の追加も必要ですが、次の対策が欠かせないでしょう。

1 文化史
2 史料問題
3 正誤問題

というわけで、derutoko.comでこれらの教材を販売しているわけです。正誤問題集だけは、主にセンター試験をターゲットにしているので、早慶上智クラスだと、ちょっともの足りないのですが、逆に言えば、これができなきゃMARCHクラスにも届かないってことです。よかったらサイトで見てみてください。

そして、上智の問題ですが、年によってというより、「大問によってえらく差がある」というべきだと思います。学部間の傾向の違いは少ないので、赤本をやるなら他学部にまで手を出すべきでしょう。そして、問題の形式も特殊なうえに、異常に難しい問題も多いので、本気で受験する気があるなら、一刻も早く問題を見るべきです。

> ある人に上智大学の日本史の問題は年によっての差が激しいって聞きました。
厳しいようですが、こんな風に人から聞いた情報だけで物事を判断しようとするのでは、到底合格には至らないと思います。自分で赤本を解いて、入試の厳しさを知ってください。もっとも、合格ボーダーを勘違いしてたら意味がないのですが。