よくある日本史の質問

北面の武士っていつまであるの?

昨日のSさんからは、さらに2016年慶應大法学部の問題についての質問もいただきました。
これはなかなかキビシイ問題です。

<Sさん>
連日の質問すいません
慶應法の2016の問題でどうしても気になってしまったことがあるので質問させてください。

「西行は北面の武士として〔   〕に仕えたのち、出家して諸国を旅して多くの優れた歌を詠んだ」

とあるのですがゴロで覚えていたので北面の武士だから白河院だと思って答えを見たら鳥羽院になっていました…てっきり北面の武士は白河院だけと思っていたのですが違うのでしょうか?

<石黒>
北面の武士は白河院政後も存続しています。前近代の用語は、それがいつ消滅したのかがわからなくて困ることが多いですね。後鳥羽上皇が西面の武士を設置したころには、北面の武士は武力的性格がなくなっていたようです。入試ではここまでの知識は必要ありません。
いっぽう西行がいつごろの人かを理解していたら、少なくとも「白河院」は消去できました。西行は鎌倉文化で登場する人物だからです。しかし語群に「後白河院」があるため簡単には解けないようになっています。さすが慶應ですね。厳しい問題でした。

でる日講義-とことん文化史-

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六波羅探題って機関なの? 役職なの?

先日、模試の復習と六波羅探題について、こんな質問をいただきました。

<Sさん>
授業内容の確認のために4月から受けている模試で予備校でやってなくて解けなかった問題を解いていってます。受けた時は全く分からなかった問題でも先生の授業を受けある程度復元できるような状態なら全統記述でも簡単な問題が多いのだなあと気づくことが出来ました。今回聞きたいのはプレステージについてですがこんな問題がありました。

史料C(省略)は、執権北条泰時が京都にいる弟の北条重時に送った書簡の一部である。この当時重時が務めていた役職は何か。

これを見た時に自分は六波羅探題長官、と思ったのですが答えには六波羅探題とだけ書いてありました。六波羅探題は機関ではなく役職でもあるのでしょうか?よろしくお願いします。

<石黒>
模試のおさらいの仕方は非常にいいですね。全統記述模試はだいたいMARCHレベルと考えてください。

六波羅探題については授業で言いそびれました。ここは機関の名前も長官の名前も同じ「六波羅探題」なのです。気を利かせて答えた方がいい場合もあるのですが、この問題は単純に答えれば良かったです。めんどくさいですが一つ一つ積み上げていきましょう。

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予備校の授業は受けるべきか

高校1年から予備校で日本史を受講してきて、学校のテストでも高得点を取っている方から質問をいただきました。すでにだいぶ前にいただいた質問ですが、そろそろ新学期からの受講を迷う人が増えていそうなので、ここでご紹介します。

<Kさん>
千葉県の××高校のKと申します。突然ですが、予備校の授業は受けるべきでしょうか?
私は、高一の一学期に河合塾に通っていて、上のクラスに行きたかったのですが、行けず、そんな時に駿台の方から上位クラスの認定がもらえたので、二学期から移籍し、今までやって来ました。話がそれてしまったのですが、私は高二の夏期講習で、古代中世整理という講座をとったのですが、正直、四日間で古代中世を行うのは無理があり、流れだけ掴んでほしいという事で、私もそれを念頭に置いて、受けたのですが、ほとんど忘れてしまっていました。そのため、高3から通常授業を取っても、結局忘れてしまう授業をされるのではないかと思い、自分でやるべきなのか、と感じ冬期講習は日本史を取らないことにしました。今の勉強法は、石川実況中継は、深いところも太字で書かれ、確実に抑えておきたい用語を効率的に覚えられないと思い、金谷の日本史をやっています。とりあえず、一冊をある程度完成させたらスピマスで確認し、また一冊、確認、一冊、確認で、センター過去問を解き、覚えた用語がどう出されるか、などを学び、駿台のセンターから学ぶと、石川実況中継を使い、(論述対策に関してはまだ未定)最終的に志望校である一橋大学、また早慶の過去問に移ろうと思ってます。まだ進研模試でしか日本史の模試を受けたことがありませんが、つい先日受けた日本史の自己採点は百点中、七十九点でした。また、学校の評定は100点中98点で5でした。(私の学校では定期考査なども全て含めて点数化される)これが私の日本史の実力のインデックスになるかどうかわかりませんが、この勉強法の改善点など、指摘してくださると助かります。また、高3からもしかしたら河合塾に日本史だけ受けに行くかもしれないので、その点に関して、河合塾の通常授業、もしくは石黒先生の講座ではこういうふうに教える、などをお答えしていただけると助かります。

<石黒>
簡潔に言って予備校の授業は先生しだいです。
授業時間も記憶容量もかぎられていますから、入試出題データにもとづいて出題率に沿った内容を、わかりやすく、覚えやすく教えてくれる先生なら受けたほうが良いでしょう。やみくもに自分で勉強するより何倍も効率よく高得点が取れるようになるからです。
問題はそうした先生がいるのかどうか、さらに言えばKさんがそうした先生を見極められるかどうかです。
参考書にも同じことが言えます。ご存じないと思いますが、××(編注:伏せさせていただきます)には入試に出ないことも載っていますし、その逆に意外と入試で問われることが書かれていなかったりもします。△△も同じです。
それから学校での成績は入試には直接関係ありません。あくまでも志望校の問題で高得点が取れるかどうかが勝負ですから。模試も同じです。ふつうの私大文系向けの模試は早慶上智の入試より簡単なことが多いのです。
僕の授業法については、ブログなどをごらんください。derutoko.comでは映像教材のサンプルムービーも見られますので、そちらをごらんになればより具体的にわかるかと思います。

以前はよく千葉県で授業をしていましたが、今はやっておりません。それゆえはるばる南浦和まで受講に来る人が毎年1~2名いました。しかし通うのは結構大変なので、遠方のかたには『でる日講義』シリーズをお薦めしたいと思います。くり返し見られることもあって、複雑な経済史などはだいぶオトクな気がします。

でる日講義

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問題集って用語を完璧にしてからやるんですか?

『上智対策コンプリート・ミッション』と問題演習のタイミングについて質問をいただきました。

<Aさん>
上智対策コンプリート・ミッションの内容について質問させて頂きます。
演習的な内容の解説はどれくらいの情報量でしょうか?
また、こういった教材は用語の知識が完璧になってからやるのが良いのでしょうか?

<石黒>
「情報量」というとどうお答えすればよいのかわかりませんが、ページ数で言うと全253ページのうち解説部分は50ページです。ふつうに日本史を学習してから取り組めば、この解説で十分理解できるかと思います。多くの問題集に見られるような、入試に不要な解説はしておりません。
また、どの問題集でも変わりませんが、知識の定着を待ってから問題を解くよりも、早々に問題演習にかかったほうが記憶効果は高いものです。このことは脳科学の研究結果から明らかになっています。もっとも大学受験の勉強では「知識が完璧」になることはまずありません。過去問を解けばわかるはずですが、早慶上智のような難関大ではいくら勉強しても解けない問題が出されます。受験勉強に終わりはありません。そういう意味でも、ある程度学習したら問題演習で力試しをしていくべきです。
ちなみに過去問演習は、遅くとも6月には始めることをおすすめしています。

「暗記を完全に終えてから問題を解こう」と考えるのは、受験生の定番の落とし穴です。こうした失敗をしないように、受験勉強を本格的に始める前に春休みのおすすめブログエントリーで受験全体をつかんでおくことをおすすめします。

上智対策コンプリート・ミッション

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お尻に火がついた受験生

12月に入るとお尻に火がつく人が出てきます。最近、焦りだした人数名から質問や相談を受けました。たとえば、ノート覚えをせずに去年と変わらぬ学習法を続けてしまっていた浪人生とか、早稲田大学をめざしているというのにノートを覚えを絞り込みたがっている現役生とか……。彼らが第一志望合格に届くかどうかは、もう僕のアドバイスではどうにもならないところにきていますね。
ただし、全体としては成績がぐんぐん上がっている人の方が多いので「良し」と考えています。

さてこんな質問をいただきました。

<質問者>
始めまして!××と申します。2つ質問と相談があります。
1つ目は質問です。
二学期の半ばに忌引きで一度授業をやすんでしまい、その時のノートは友達に見せてもらえたのですが、内閣プリントのぬりえのやり方を先生に聞きにいけないまま通常授業が終わってしまいました…。お手数ですがやり方を教えていただけたらと思います。
2つ目は悩みというか、最近血迷ってきたのでそれについてきいていただきたいです。
まず前提としてわたしは9月まで体育祭に時間を注いでいてほとんど勉強していませんでした。体育祭が終わって40面ノートを一周したら模試の成績は二倍近くになり感動したのもまだ新しい記憶です…!
今は二週目をやりつつ、日本史に傾いていた比重を少しずつ戻しています。赤本は第一第二志望のは一年分ときました。ですが単語の単語のつなぎが弱いので山川の日本史100題も使って知識を固めています。12/16までに全部終わらせて赤本に取り掛かろうと思っています。
冬季講習は早慶大日本史だけとっています。そこに向けて12/16からは赤本に取り掛かりたいということなのです。
そこでいま何をやるべきかわからなくなっています。12/16から赤本では遅いとは思っても正直まだまだ知識が定着してません…。

質問内容もぶれぶれですが、お返事いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

<石黒>
(1)内閣プリントについて
ぬりえは、例えば二大政党に分けたり、山県系に別の色をつけたりです。
ここの写真に『聴くだけ日本史-内閣編-』の内閣シート(内閣プリントのコンパクト版)の写真が見えています。参考になるかと思います。

(2)赤本について
基本的に赤本は授業に連動させて既習範囲だけを解いていくものでした。なので1年分とか全部やってしまうこと自体が間違いでした。

また、なんのために赤本をやるのかというと、自分の学習「深」度が入試問題レベルに達しているかどうかをチェックするためです。問題集や模試を解くだけでは、志望大学の問題レベルをクリアできるとは限らないからです。まったく安心できません。ちなみに「100題」って山川じゃなくてZ会のですよね? それ、過去問じゃないんですが……大丈夫でしょうか。問題集も過去問を使用したものを使うべきでした。厳しいことを言うようですが、これらのことは授業や配布プリント、ブログなどでお伝えしています

すでに通年授業は終わってしまった現在では「既習範囲だけを解く」も何もありませんが、上記の二つの目的は今でも変わりません。それを意識して学習計画を立ててください。知識の定着を待ってから赤本を解くのは順当に思えますが、もし赤本のレベルに知識が達していなかったらまたイチからやり直さなくてはなりません。12月に入ってしまった現在ではその猶予はないかと思います。これまた厳しいようですが、やはり赤本は6月から解くべきだったのです。すでに入試本番が迫っているのでもう計画ミスや計画不実行は致命傷となります。しっかり腹をくくって取り組んでください。

通常授業を受けていた人なら、ノート復習のペースを少しずつ速めていってください。理想は入試前日にノート40面と文化史プリント16面を一日で全部復習することです。それに向けてペースを上げていってほしいのです。これと同時にすべきなのが問題演習です。過去問や問題集をやることで、より知識が定着するでしょう。冬期講習では「総合日本史演習(発展)」で外交史や経済史のパワーアップを、「早慶大日本史」では難問を解くプロセスを知ってもらうとともに細かい用語を追加します。それまでしっかり復習しておいてください。

上智対策コンプリート・ミッション

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寛政の三博士ならぬ、寛政の三奇人

センター試験がわりと簡単だったせいで、気が抜けている人はいませんか?
また逆にいろいろ手が回らないからと言って、一つの問題集とかに逃げこんでしまっている人はいませんか?
どちらも失敗コースにハマってしまいそうです。入試直前期は、難しい過去問に触れつつ全範囲をハイスピードで復習するのが王道です。試験前日には一日で全範囲を復習するのが理想ですから。

今日は河合塾藤沢現役館で「上智・青山学院大日本史テスト」がありました。上智と青学の特徴を伝える講座です。その青学らしさが出ている問題について、先日質問がありました。

<Tさん>
レギュラーの授業と、夏期講習の演習発展と集中講義、冬期講習の演習発展を受講していました。直前期の上智・青山テストも受講します。
恥ずかしいお話しなのですが、センター直前になっても日本史の復習が全然間に合わなくて、特に近現代は復元する時間もなくノートを眺めるだけ、という状況でした。なのでセンターの日本史は諦めていたのですが、本番に先生の40面ノートの配置などを思い出して解いた結果、91点をとることができました。
私の第一志望は青山学院の法学部で、教科の都合でセンター利用はできなかったので、全学部と個別試験の両方を受ける予定なのですが、過去問を解いて8割以上とれるようになりました。
先生の40面ノートやプリントは本当に素晴らしいと思います。これは先生に申し上げても仕方ないのですが、河合塾には先生の授業を増やしていただきたいです。
最後に一つだけ質問なのですが、この間その青学の全学部の過去問を解いていて、「寛政の三奇人」がでてきたのですが、覚えたほうが良いでしょうか?

<石黒>
「寛政の三奇人」は関東の大学ではめったに出題されません。遺跡・古墳好きの青学なので『山陵志』の著者が問われたのでしょう。書名と著者をつなげて覚えておくと良いことがあるかもしれません。
センター試験と青学ではだいぶ傾向が違うので、頭を切り換えて急いでノート復習を進めてください。

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友達が入試に出ないことを覚えてドヤ顔するので困ってます

先日、メルマガで「やたらと史料を暗記させる予備校講師がいるらしい」という話を書いたのですが、そのすぐ後にこんなメッセージをいただきました。

<Kさん>
夜分に失礼します。××(編注:校舎名が入ります)でお世話になっていますKです。
中央大学法学部(法律、政治)の配点についてメールさせていただきました。夏期講習の早慶大日本史で先生が「複数個答えを選ぶ問題は完答で1点(点数が入る)」と仰っていたので、早稲田の問題ではそのように採点しています。が、この中央の問題はどのように採点すればいいのでしょうか。複数個答えを選ぶ問題ではないですが、問の中にまた細々あるので一応先生に確認しようと思いました。
大問ごとに配点が示されていて、ちょうど10問で30点とかだと1問3点?と思ったものの、問の中の正誤が3つあっててやっと点が入るのか、それとも分けているのか…問題によっては単純に割り切れない(問の配点は3点でも正誤は2問しかない場合など) があり、採点方法が分かりません。折角配点が出ているのでうまく利用したいと思っているのですが、中央法の配点について先生はどのようにお考えでしょうか。
自分で勝手に判断して、違った!!と悔し涙流すよりプロに聞いた方が確実だと思いますのでお忙しいと思いますがメールさせていただきました。

p.s.今日のメルマガの件について私も同じようなネタを持っていますので、先生の小耳に挟んでおきます。
私の学校の友達で都内の△△(編注:予備校名が入ります)に通っている友人がいるのですが、とにかく日本史の先生がアホの極みなんです。メルマガと全く同じですが史料暗記が宿題で、翌週に全員スラスラ言えるかテストするそうです。友人はやたら自慢げにその覚えたものを私に言うんですが、でるとこ史料問題には載ってないので私は完全にスルーしてます。40面やってても「この人って○○した人だよね」とか言ってくるんですが、難関大用語集解にも近現代の問題集にも載っていないので「それは入試に出るものなの?」と聞き返すと「さぁ?」と。極めつけは英語で日本国憲法を覚えてこいとかもう訳のわからないものでした。(訳わからなすぎてあまりその話自体も覚えてもいないのですが)正直時間の無駄としか思えないし、彼女の一問一答はかわいそうなほどボロボロだし、なんかもうよくわかりません。笑 ついでに授業中態度が悪い生徒は追い出して翌週から授業受けさせないそうです。片方の手でペン3本ぐらい持って置くともう退室、みたいな。そんな授業どこで理解するのって思いますよね。石黒先生に出会えてよかったと申し訳ないですが彼女と話してるとつくづく思います。長くなってしまいました。メルマガ読んで我慢できず打ってしまいました。駄文失礼いたしました。

<石黒>
すみません。中央大のそのタイプの正誤問題の配点はわからないのです。誰にもわからないことなので、細々と考えてもしかたないと思います。中央大はどの学部でもこのタイプの正誤問題が出ているわけではないので、合格ボーダーに達しているかを気にするなら、他学部の問題を解いて測ると良いでしょう。

メルマガの話はまさにその先生ですよ。もう何年も前の話です。まさかまだそんな授業をやっているとは思いませんでした。もう「催眠術授業」ですね(笑) 大事な友達でなければ、距離をおいた方が良いかもしれませんよ。たぶんその催眠術は解けないでしょうから。もう人のことはかまってられない時期です。

授業でいっぱいいっぱいだったり、人気や知名度にあぐらをかいてしまっている先生は、入試問題を解いてデータを蓄積するなんて面倒なことはしないのでしょう。
そうでなければ、これほど合理化が進んでいるこの時代に、そんなムダなことをやらせるわけがありません。
僕は相も変わらず今年もまた100学部をゆうに越す入試問題を解き、検証しています。
要領よく最短コースで史料学習をしたい方には『どこでも史料問題』をお薦めいたします。

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カンタンな質問とムズカシイ質問

受験生は入試の出題率を知らないため、おもいっきり基本事項を無邪気に質問するいっぽう、逆に入試ではまったく必要ないことを質問したりします。つまり、学校などで聞かされた細かい知識ですね。なんでもかんでも覚えられるような脳みそを持っているなら良いのですが、凡人には記憶量に限界があります。入試に出る知識だけでも十分すぎるほどに膨大ですから、まずそちらを優先して覚えていくべきでしょう。出題率に比例して取捨選択していくべきです。

先日、Uさんという方から質問がありました。

<Uさん>
併願校を改めて考えています。
中央大学の特徴や、対策すべきことを教えてください!
第一志望が早稲田大学で、早稲田大学は学部問わず様々な年代や学部の過去問を解いています。
立教大学はまだ一年分しか解けていないのですが、並び替えや単語の記述が目立つ気がしました。また、時々なにこれ?という問題を見つけます。たとえば、「円空」と答えさせる問題がありました。これは知っておくべき単語ですか?
立教の特徴や注意点などもあれば教えてください。

<石黒>
中央大にしても立教大にしても、ふつうにノート学習をしてください。早稲田を第一志望としているということは、ノート・プリントにある用語はすべて覚え、すべて正解するのが基本ですから、それで中央大・立教大対策はおのずとできてしまいます。

円空は文化史プリントに出てきます。見知らぬ語句があったら、derutoko.comサイトの40面ノート検索を使って、ノートのどこにあるかお調べください。そもそも文化史を説明した細かい字のプリントを読んでいないのではありませんか? あれは基本ですよ?

<Uさん>
ノート覚えの反復回数がまだ少ないのだと思います。ノート覚えをすることに精一杯で文化史プリントが手薄でした。
文化史プリントの内容は美術作品などは時代が把握を意識していこうと思います。

あと前回の授業(36番ページ) で、質問があります!
せっかく華北分離工作で満州と蒋介石の支配地の間に空白地(華北)を作って、蒋介石と日本の間のもめごとをなくそうとしたのに、その華北を日本が乗っ取ろうとしてしまったら、空白地帯を作った意味がなくなってしまうのではないのですか?また、実際に日本は華北地域を乗っ取ることはできたのですか?
教えてくださいm(>__<)m <石黒> 河合塾では文化史の授業をおこなっていないため勘違いしがちでしょうが、ふつうに文化史も取り組んでください。 さて、もう一つのご質問ですが、華北分離工作というのは日本が華北地域を乗っ取ろうという作戦ですよ。ということは「もめないための空白地帯をつくる」というのはタテマエです。そこを乗っ取ることこそ本命です。 日本は華北地域に冀東地区防共自治政府を作らせましたが、その後、中国側の抗日運動が高まり、最終的には華北分離工作は失敗します。もっとも失敗の話までは出題されません。

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オランダ風説書についての質問

先日、オランダ風説書について質問をいただきました。

<Sさん>
いつもあざみ野でお世話になっているSと申します。
とんちんかんな質問かもしれませんがずっと疑問に思っていたことで20番ページにでてきたオランダ風説書の説明の時にペリー来航もここに書いてあるんだよというようなことを先生がおっしゃっていて、その時はなんでオランダ人は未来を予知できるんだ?って不思議に思っていました。このオランダ風説書は何年も続いてるものなのですか?

また、夏の前に授業でおっしゃっていた文化史のおすすめの問題集の名前をもう一度教えてほしいです。

よろしくお願い致します!
大正時代とても楽しいです。

<石黒>
カピタンは、毎年バタビアから出島に来て、さらに江戸参府をおこなっています。その際にオランダ風説書を持ってきます。つまり毎年幕府に提出しているわけです。こうしたことは正誤問題で出題されるので、授業内で必ず聞き取ってください。もちろん話しました。

文化史の問題集はZ会が出しているものです。

<Sさん>
ありがとうございます。
毎年幕府に提出するのは知っていましたが、オランダ人はペリーが日本に来るということがなぜ分かるのですか?
何度もすみません。

<石黒>
それはペリーがマラッカ海峡を経て、香港・上海などを経由して日本に来たからです。プチャーチンの船なんかも上海にいて、ペリーと張り合っていました。
もちろん受験には必要ない知識です。

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領事裁判権のおもわぬ盲点

先日、史料をよく勉強している方から質問をいただきました。流し読みせず、よく読んでみてください。

<Yさん>
日米修好通商条約の6条目の領事裁判権の文章で『亜墨利加人へ対し、法を犯したる日本人は、日本役人糺の上、日本の法度を以て罰すへし。』で日本の法で日本人が裁くと解釈できるので、どこが日本人にとって不平等なのかわかりません。

※編注:日米修好通商条約 第六条
 日本人に対し、法を犯せる亜墨利加人は、亜墨利加コンシユル裁断所にて吟味の上、亜墨利加の法度を以て罰すへし。亜墨利加人へ対し、法を犯したる日本人は、日本役人糺の上、日本の法度を以て罰すへし。

<石黒>
よくそこを読解しましたね。その点は日本に不利ではありません。不利なのはその手前にある「日本人に対し、法を犯せる亜墨利加人は、亜墨利加コンシユル裁断所にて吟味の上、亜墨利加の法度を以て罰すへし。」という部分です。これは来日しているアメリカ人が犯した犯罪を、日本の法律では裁けないことを意味します。これが日本に不利だということはわかりますよね? あえて言うと、日本人がアメリカで犯罪を犯したらアメリカの法律で裁かれます。
そしてYさんが指摘した部分は通年授業ではあえて触れませんでした。一度にそこまで説明するとついてこられない人が多いからです。それゆ冬期講習で説明します。

ちなみにこうした点も『どこでも史料問題』ではわかるようになっています。付属の音声CDの中で説明しているのです。十分味わいつくしてください。

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