授業中のメモはノートのどこに?

近現代に入ると板書内容以外に話を聞いて理解しておくことが急激に増えます。それを授業中にメモしてもらうことをお願いしています。もちろん予習などで理解・習得していることならメモする必要はありません。このメモを「40面ノート」のどこに入れるかの質問をいただきました。

<Yさん>
自分は他の紙とかにメモすると覚えられないのでノートに全てメモを書き込んでるのですがそれはいいのでしょうか?一応それで覚えられてるし模試などでも点を取れています

<石黒>
模試ではなく過去問の正解率はいかがでしょうか。8割を越えているならそれで良いかもしれません。
早慶上智を第一志望としている人にはノート(板書部分のみ)の復元をめざすべきです。そのためにはまとめ部分はシンプルで、かつ行がそろっているほうが良いです。それゆえメモはノートの上下左右の余白に書にお勧めしています。

40面ノートはノートを見開き1面で一つの単元として整理しています。ワクを使った整理なので隣り合ったワクの行がそろっていると、ノートを見ずに復元するのがやりやすくなります。また板書内容なのか自分のメモなのかは区別しておいたほうが優先順位がはっきりして良いです。たとえば過去問を解いた時に出てきた難しい内容なども、授業以外で得た知識だということがわかると「あ、これはあまり出ないことなんだ」とわかって良いわけです。早慶上智レベルをめざす人は要領よく受験知識を習得していきましょう。

でる日講義-つながる近現代-

関連記事

講習のプリントや新しく出てきた用語の整理は?

先日、夏期講習の受講生から質問をいただきました。
講習で得た新たな知識はうまく整理すべきですね。

<Yさん>
こんばんは。
いつもお世話になってます。
お聞きしたいことが二つあります。

先生は文化史ノートに夏期講習などのテーマ史のプリントも貼るといいとおっしゃっていましたが、冬期講習のテーマ史の授業ではプリントは何枚(ノートの見開き何面分)使う予定でしょうか?
その文化史ノートに夏と冬のテーマ史のプリントも貼って、余ったページに40面ノートに書ききれなかったメモなどを書こうと思っているので教えていだだきたいです。

もう一つあります。
夏期講習の発展の講座のプリントとメモは文化史ノートに書き込んだのですが、早慶大日本史で先生が喋った情報はどこにメモするのが最適でしょうか。40面ノートにはメモを書くスペースがあまり残って無いです。
なので先程言ったように文化史ノートの余ったページに書こうと思っているのですがそれで大丈夫でしょうか?またそれより良い方法があればそれも教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

<石黒>
冬期講習のテーマ史の授業では、プリントは6枚配る予定です。
早慶大で出てきた情報は、単語だけで済むものはノート内に入れるのがベストです。糸割符制度の変遷などのまとめものは、あまったページに入れると良いでしょう。

場合によってはノートの後ろのほうに紙を貼り足す必要が出てくるかもしれませんね。でも基本的に説明を詳しく書くのは避けたいところです。

難関大用語集解

関連記事

40面ノートよりも細かい授業に不安です

去年、僕の授業を受けていた高卒生から質問が届きました。予備校名は伏せさせていただきますが、あちこちでよく聞く話です。

<Nさん>
こんにちは。今○○(編注:伏せさせていただきます)で浪人していて去年石黒先生の授業を受けていたものです。
いま日本史の、授業を受けているのですが全然違っていて深すぎてどこまで覚えればいいのかかわからなくなってしまって、いまひたすら40面ノートを覚えているのですが、ノートに乗っていないものは覚えなくて大丈夫ですか?ちなみに第一志望は早稲田の商学部です。本当は、石黒先生の早慶大日本史の冬期講習だけでも受けたいのですが、、すごく不安です。

<石黒>
□□先生は存じあげないのでわかりませんが、たぶん細かくやりすぎです。○○はそういう予備校です。よけいなものを覚えないでおきたいのでしたら、ノートに載っていないものはすべて棄ててください。ただし、河合塾で受講されていた場合は、Dランク用語で紹介していないものが多数あるので、『難関大用語集解』と『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』で補うのがベストです。昨年の授業の内容を、自分はすべて吸収できてはいないと考えるべきです。つまりノートが残っているだけは意味がないということです。

ところで、予備校生といっても効率良くやっている人とそうでない人がいることを実感しましたよね? だとしたら、効率の悪い人よりも自分が優位に立っていることに喜びを感じませんか? 日本史を短時間で修得して、他教科の学習にあててください。

<Nさん>
わかりました。返信ありがとうございます。難関大用語集をすぐに買ってノートを完璧にします!実は、○○の夏期講習の早慶大日本史でもほとんど問題の解説をやらなかったのです。それであれ?大丈夫かなとおもいました笑 でも、自分で早稲田の赤本を解いたら半分位しかできていなくて自分がまだまだできていないことがわかりました。対策としては、ノートを覚えて、赤本を解くで大丈夫ですか?夜遅くにすみません。

<石黒>
うーん、その夏期講習も良くないと思います。ノート→赤本で良いですが、通史の問題集もやってください。もちろん過去問による、まともな解説のついたものを。赤本をやったら間違えた問題の原因をノートなどで必ず確認してください。実は、理解が足りてないために正解できない問題があるはずです。正しい理解をするために、教科書・参考書などを読んでください。多くは『読むだけ日本史』と『難関大用語集解』に書いてあるはずです。とにかく昨年の授業内容を習得しきれていないことが、大きなマイナスになっていると気づくべきです。
健闘を祈ります。

<Nさん>
わかりました。いろいろとありがとうございました。周りの人に絶対負けないように絶対早稲田うかります!!

難関大用語集解

携帯でごらんの方はこちらからどうぞ

メルマガ購読・解除
でるとこ攻略日本史メルマガ
読者購読規約
>> バックナンバーpowered by まぐまぐ!
 

携帯でごらんの方は、こちらからご登録ください


関連記事

40面ノートコピーの落とし穴

長いこと40面ノートを板書して授業をしているため、好ましいことではありませんが、ノートのコピーが出回っているようです。先日は、ある予備校講師までもがほしがっているなんていう話を、卒業生から聞きました。

しかし、40面ノートは用語の説明をほどこしたノートではないため、実はそれだけでは何のことかわからない部分がかなりあるはずです。たとえ用語を知っている講師が見たとしても、各用語の問題を解くためのポイントを知ることはできません。それは授業中に口頭で話しているだけなのです。

さて、「日本史道場」に参加する方からそのノートについての質問をいただきました。

<Hさん>
今、先生の「読むだけ日本史」と友達からもらった「石黒ノート」を使って勉強しています。これを完璧にしてから「上智コンプリートミッション」をやろうと思っているんですが、これで上智の文化史以外の問題は対応できますか?

<石黒>
早稲田予備校の授業では、ノート1面分の板書と説明に120分くらいかかります。しかし『読むだけ日本史』には紙幅の都合、それほど濃い内容は書かれていません。例えば10番ページなら、『読むだけ日本史』ではたった8ページ分の記述しかないのです。授業の内容は、やはり『読むだけ日本史』よりはるかに濃いのです。

その落差を埋めるには、ノートにある一つ一つの用語の意味を把握するしかないのですが、教科書や用語集などではそのポイント(あくまでも大学入試で問われるポイント、さらに言えば上智を受験する上で抑えておくべきポイント)がわからないでしょう。「日本史道場」を受講すれば、ポイントをついた勉強とはどういうものなのかがよくわかるかと思います。

またノートの形にも深い意味が込められていることが多いのですが、それにも気づきにくいと思います。このためライブ授業の受講生以外には、40面ノートにこだわるよりも、『でる日講義−経済・外交史(前近代)−』『でる日講義−経済・外交史(近現代)−』『難関大用語集解』の利用をお勧めしています。

いずれにせよ上智大の過去問を解いて、全時代に渡っておおむね9割くらい正解できていれば問題ありません。逆にそれに届かないようであれば、勉強法を見直す必要があります。他教科とのバランスも考えてみてください。

40面ノートがあればなんとかなると思う人はこれまでにたくさんいましたが、本当にそれで高得点につながった人はほとんど聞きません。過去問で自分の本当の実力をはかってください。

当方の通年授業を受けていない方には、映像教材『でる日講義』シリーズをおすすめします。それなら短時間でポイントをつかみながら受験日本史を習得できます。


関連記事

石黒の40面ノートVS東大生のノート!?

一時期「東大生のノート」なるものがはやりましたが、先日、それについて「私もまねして作ってみたんですが、どう思いますか?」という質問を受けました。彼女が作ってもってきたのは、マインドマップとよばれるタイプの雑然としたメモでした。なんでもその東大生が言うには、「ごちゃごちゃになっている方がむしろ覚えられる」とのことなのです。

うーむ……でした。いや、その彼女は通年授業を受けて40面ノートを作っているのに、なぜまた別のノートを作るのでしょう。無力感にうちひしがれました。講師歴20年の受験日本史のプロのアドバイスでも、東大生のアドバイスには負けちゃうのです。
東大生のノートといっても、入試出題情報を持たない人が、非常にかぎられた時間で作ったノートにすぎないのです。当然くっきりとした時期整理ができるわけもありません。唯一の救いだったのは、そのあたりを説明したところ、彼女も納得したことでした。

そしてその時には言えなかったのですが、東大の日本史って私立難関大の問題とは全然違うのです。東大対策に専念したら早稲田の日本史ではボロボロでしょう。そして最大の盲点は、東大生の地アタマが凡人のはるか上だってことです。そういう人はどんなやり方でも覚えてしまえるのですよ。一方、凡人はより定着しやすい方法で勉強しないと、難関大で高得点が取れません。

たぶんその東大生が40面ノートを見たら、こう言うのではないでしょうか。
「おー、これなら覚えやすいなー。でもこれを自分で作るのは時間がかかりすぎてバカだな。オレならもっと短時間で日本史をやりとげられる!」
昔、古い友人の東大生がたった1週間でセンター日本史対策をやりとげたことを思い出します。彼は地理選択から日本史に切り替えたのが年末で、1月に入ってから日本史の勉強をしたのです。まとめは? そんなもの必要ありません。教科書を読むだけで彼は記憶できるのです。

ところで、例の双子のお兄さんから、そのノートについての質問をいただきました。

<Kさん>
ブログでご紹介に預かりました双子の兄のKです。先生のあの記事を見て笑ってしまいました^^講義集を購入してからさっそく、分かりやすい授業と素晴らしい板書に驚いています。だんだん『ハハーン』となってきました!映像で夜中でも先生の講義が見れるのは良いものです。
今回は近代以前の範囲(古代~近世)のノートについての質問させてください。つながる近代史は主に政治が中心のノートづくりになっていますが、先生の予備校での講義を受けられない僕には、ノートにおいては近代以前の政治部分がやはり欠けてしまいます。お勧め頂いた「読むだけ日本史」をまだ買うことは出来ていませんので、その政治史がどのようになっているかは分かりませんが、しかし「つな近」の板書に驚いた僕としては、全ての範囲で、見ることから勉強できるノートを作りたいのです。
外交史経済史(前近代)の講義とプリント、「読むだけ日本史」、ときおり弟のノート(!?)を使って自分なりにノートを作ることをしたいのですが、果たしてそれは出来ますでしょうか?なにか良い方法があったら教えてください。先生の講義を直接受けられない僕がノート作りなどと言って申し訳ありません。

<石黒>
返信遅くなり申しわけありません。『でる日講義』にご満足いただけたようでホッとしております。
さて、そろそろ『読むだけ日本史(1)』は入手できたでしょうか。まずそれを使って基本知識を習得してください。しかし、ノート作成はあまりお勧めしません。なぜなら要領が良くて即決できる人でないと、いろいろ迷い悩む部分が多くて、作るのに相当な時間がかかってしまうからです。作るとしても、経済史と外交史は『でる日講義−経済・外交史(前近代)−』のプリントに頼り、政治史部分だけに絞った方が良いかと思います。また、弟さんの40面ノートも授業を受けていないと、その意味するところが十分に伝わらないように思います。費やす時間を意識しながら、確実に咀嚼できる方法を探ってください。

<Kさん>
メール打てる時間があまりなかったもので、こんな時間にすみません。今日いわゆる日本史Aのテストがあり、つな近のノートを活用させて頂きました!学校で見ていたら「気持ち悪いほどまとまってんな」と友達が…。読むだけ日本史は2冊とも購入しました!定期テストが終わったら読み進もうと思います。ノートについては、作るか否かも含めて自分なりに考えていこうと思います。


関連記事

河合塾卒業生前川君の失敗談と教訓

今年の夏は、予備校が計画停電対策シフトを取っているため、1日の授業が5コマ相当のタームが3つもあります。その反面、震災後の引き籠もり生活で身体はなまってしまっています。このため体力をつけて準備万端整えておかないと、夏を乗り切れません。受験生の場合なら、体力面より精神面での中だるみの方が心配ですが、僕の場合は完全に逆です。
そんなわけで5月15日は高水三山に登ってきました。JR青梅線御嶽駅から登って、軍畑駅に降りてくるルートです。コースタイムは約4時間(休憩抜き)です。

さて、今日は、第3回ハーフサイズ模試で満点を取った前川君からのメッセージを紹介します。非常に印象深い人で、エピソードもいろいろあるのですが、今回はこうしたメッセージにはめずらしく「失敗談・教訓」を書いていただきました。

昨年度受験した前川大介です。早慶すべて補欠でおわり、結局立教、立命、成城が合格校となりました。こんかいはその失敗談・教訓をかきたいと思います。(月並みだとおもいますが。)おもに藤沢現役館塾生向けです。

昨年、一年間石黒先生には本当にお世話になりました。今年度も定員overになっていることでしょう。
まず初めに、今年授業を受けている人、なるべく黒板近くで授業を受けたほうがいいと思います。集中度、吸収量ともに大きな差があるし、前に人の頭が見えない分黒板に集中できるし、後ろのほうのけだるい雰囲気を感じずにすむというのも利点です!!録音しようか迷っている人がいるかもしれませんが、絶対したほうがいいですよ!というのも、夏休み、受験直前期などの授業がない期間などにはノート復元だけでなく、録音を用いた授業復元もやったほうがモチベーション継続、内容充実ともに効果があると思います。
たぶん初回の授業で話があったと思いますが、石黒先生のノートは洗練されたデータに基づいてのものです。もちろん授業中にも「●●大はよく出すよ!」なども貴重なデータです。惜しみなくメモするべきです。受験校がきまってないって人は全部メモする勢いで!板書が精一杯で余裕がないって人はさっきいった通り、録音したやつからメモをとるなど手を尽くしてください。
くどく言いますが、石黒40面ノートのすごさはを本当に実感できるのは、模試でもなく、定期テストでもなく、受験本番です!これが出たあれが出たのオンパレード…….まさしくニヤリです。
あと授業に関して言えば、疑問に思ったことはちゃんと質問しに行くべきです。自分自身うざいくらい授業後、先生に質問にいきました。余程のことでもない限り、気さくに答えてくれますw

ここからが本題です。なんといっても石黒日本史のつよみは、ほかの人に比べて日本史の勉強時間を少なくできることだと思います。それで、得点が取れる!しかし、それに浮かれて全体の勉強量を下げてしまってはどうしようもありません(事実自分の最大の敗因です)。得点がとれる!っていってもそれは先生に言われたことを当たり前にやった人のみです。それに残念ながら入試は英語がかなりの合否を分けます。英語が不得手の人はもちろん、日本史、国語で点数を稼ぐ!で合格もありますが、やっぱり早慶レベルになると、英語はある程度のレベルまで持っていかなくては合格はあり得ません。身をもって体感したので、責任を声を大にして言わせてもらいます。英語が苦手だと思う人は今からコツコツ日本史と平行してやっていってください!もちろん日本史の赤本は6月から!文化史も忘れずに!貪欲に貪欲にがつがつと!
今年は震災の影響もあり、いろいろ支障をきたすことも多いかと思います。けれど、それにめげず一年間やりぬき見事早慶合格をもぎ取ってください!陰ながら応援しています!
(早慶上智プレミアム日本史!とったほうがいいですよ。)

「早慶上智プレミアム日本史」の受付開始は22日からですが、「日本史道場」は先ほど受付を開始いたしました。まだ空席がありますので、ふるってご参加ください。


関連記事

使いものにならなくなる現役時代の40面ノート

昨年、河合塾で現役生として通年授業を受講していた人から質問がありました。最初のメールでかなり驚かされたのですが、その後にもっと驚かされました……。物事を冷静かつ客観的にとらえることができないと、難関大合格は難しくなります。ちょっと長いですが、二回に分けてオチを先送りするのももったいないので、やりとりを全部載せます。

<Tさん>
石黒先生こんばんは
報告ずいぶんと遅くなりましたが浪人しています!3月が長かったので自分の弱いところも辛かったですが、見つめ直せました。慶應経済、商にリベンジします!今年はSFCと早稲田政経も受けます!今は△△予備校で勉強しています。本当は早稲予備で先生の講義をもう一度受けたかったのですが、遠いので時間を持て余す不安と、△△予備校で特待生になれて授業料全額免除だったのでここに決めました!高校の部活の先輩がアドバイザーなのにも後押しされました。今は3週間が過ぎようとしています!△△のよさである面倒見のよさ、授業の復習テスト、毎朝の英単語熟語テストにも慣れてきて良い感じです!日本史の先生は○○先生といいます!講座は週2回3時間の講義とαクラスの演習講座があります!演習講座は明日が最初なのですが、普通の講座を6回受けた感じから言うとテキストのノート欄に書き込んでいく形態です。去年40面ノートで勉強してきたので、時期が掴みにくいという欠点があります!そこで先生に相談したいのですが、40面ノートをベースでやり、△△で知識を足していく方法か、40面ノートはやらずに△△だけの方がいいか?というものです。前者だと早稲予備で今生授業をやっている人達には勝てないのではという不安が少しあります!一年たつとメモがあるといっても完璧ではないですから…どっちにせよ先生の聞くだけシリーズは行き帰りで聞くのは決まっていますが。後者では時期把握が曖昧になるのではと思っています。○○先生は去年の教材あるなら使ってくれて全く構わないと言っていました!是非石黒先生の意見が聞きたいです!授業もありお忙しいと思いますがよろしくお願いします。では、失礼します

<石黒>
△△予備校での授業内容がまったくわからないので、判断のしようがありません。ただし2つの点で疑問を持ちました。40面ノートに加える知識というのが、本当に必要な入試情報なのかという疑問と、40面ノートよりも△△のテキストの方がよくできているのかという疑問です。まあ一年間僕の授業を受けた人が思うのですから、それはそれで素直な感想なのだとは思いますが……。自画自賛のようで申しわけありませんが、もしかして40面ノートを使いこなせていなかったのではないでしょうか? これはびっくりする質問だったのでツイッターで意見を求めてみますね。

<Tさん>
補足になりますが、40面ノートで大丈夫かなと思ったのは録音を保存していなかったのでまた正確に復元できるか不安だったためです。時間が空いたので行間を完璧に埋めて復元できるか?ということです。

<石黒>
メモがどれだけあるかによりますが、授業内容を再現することはどちらにしても難しいと思います。

<Tさん>
お恥ずかしい限りですが使いこなせてはいませんでした。使いこなしていたら浪人ではなかったかもしれません!それは先生のおっしゃる通りです!知識を補うと言ったのは地図や因果関係などです、誤解があったようですみませんでした。△△の授業でこんな疑問はありました。江田船山と稲荷山の見分け方で剣か刀で見分けるのは早慶って言ってました。「えだたち」で覚えてたのでこれって早慶なの?と思ったのは事実です。あと黒塚古墳って出ますか?MARCH~早慶って言ってましたが初めて聞きました!△△では当然の単語みたいです。あと布帛もでますか?同じくMARCH~早慶です。お願いします。

<石黒>
剣か刀で見分けるのは、以前青学で出ていました。早慶だけとは限りません。
次に黒塚古墳は時間の短い河合では言えなかった可能性が高いですが、でるとこサイトの「青学」のページに書いてあります。(パソコンからのみ閲覧可能です。)関東の大学なら青学でしか見たことがありません。捨ててもいい用語です。布帛はめったに出ませんが、一応6番ページにあります。
やはりノートが弱いですね。念のためお伝えしますと、40面ノートに補足するなら、前近代は『難関大用語集解』、近現代は『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』がベストです。『聴くだけ日本史』よりはるかにレベルの高い内容がつまっています。よろしかったらどうぞ。

<Tさん>
石黒先生の教材出来る限り行間を補わせてもらいます。ノートでは布綿となっていました。そもそも漢字を間違えていたみたいです。すみませんでした。付け加えますと△△テキストでは、私地私民制を廃止し、代わりに豪族には食封を支給・下級役人には布帛を支給とありました。その布帛がMARCH~早慶らしいのですが、どうなんでしょうか?たびたびすみません。

<石黒>
改新の詔の史料に「布帛」が出てきますね。しかし、史料としても普通の問題としてもまず出ません。その先生が授業のために仕入れたネタは、入試問題ではなく、どこかの参考書なのでしょう。よくある話です。

<Tさん>
そうなのですか!では今後もそのようなものにも重点をおくと思って間違いありませんね。これからの日本史は40面ノートを復元して△△の講義は欠けている行間を埋めるのと問題演習として受講して、石黒先生の教材で強化していきます!△△は1学期のテキストが分国法までですしね…
最後にお聞きしたいのですが、夏までに40番まで完璧にしますが、もう少し遅い方がいいのでしょうか?早いほどよいのですか?つまり浪人は夏までにどこまでやるのがいいのでしょうか。何度もすみません。夜分遅くまでお付き合いしていただきありがとうございます。

<石黒>
その話、4月27日のブログに書いたばかりです……。もうちょっと情報ってものを重視した方がいいです。

<Tさん>
そうなのですか、ブログは見ていなかったです。見てみます!どうもありがとうございました。

最後の最後で、本当に目が点になりました。逆に今この記事をご覧になっているみなさんは、もうそれだけで優位に立っているってことではないでしょうか。昨年、通年授業を受けた人で他の予備校に通っている人は、受験に対する自分の認識が間違っていないかの見直しから始めてください。ライブドアサーバーから引っ越したので、パソコンからならブログ内検索がしやすくなりました。たとえば検索窓に「浪人 ノート テキスト」と入れて検索すると、いくつも記事が出てきます。その中で「去年の受講生なんですが、勉強法で悩んでます」とか、「伊勢神宮ってよく出るAランク用語ですか?」などを読むと参考になると思うのです。


関連記事

問題集の解説はノートに足すべきですか?

発声法・発話法のトレーニングを受けたせいで、
『MARCH学習院あるあるチェック』の音声を、
収録し直したくなったわけですが、
やはり6大学分すべてを録り直すというのは大変な作業でした。
映像がなくても耳で聴くだけでわかる説明にするため、
収録しながらも台本を書き直しているのです。

今週は新スタッフも加わることになっており、
総動員態勢で音声編集に挑む予定です。

さて、『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』について、
こんな質問を受けました。

<Xさん>
こんにちは、ワセヨビのXです。質問があってメールさせていただきました。(中略)それと、ノート復習が少し効率よくできるようになってきました。移動時間に脳内復元をしてる一方で、2日で四十面をノートみながら早口でしゃべってみました。するとノートの色々な箇所が有機的に結びついてきて感動しました。私は凡人なので、ノートを通して頭いい人たちの脳内整理を体験出来て楽しかったです(笑)本題ですが、先日購入した本当に欲しかった日本史近現代(想像通り完璧な問題集でした)の、解説で赤字やラインになってない部分で、知らないことで、自分の突出すべき分野の情報くらいは、ノートに書き込む勢いで覚えたほうがいいのでしょうか?(日本勧業銀行は第一銀行と合併、渋沢の東京ガスなど)他の黒字のなかにも先生がしゃべった内容やでるとこプラスで追加した要項が結構見られますが、「授業で先生が捨てたってことはほとんど出ないのか?」と思い気になりました。

<石黒>
順調に学習が進んでいるようで何よりです。
さて『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』の解説ですが、
なんとも難しいですね。
たとえば東京瓦斯は、今となっては放ってしまってかまわない内容です。
でも、第一勧業銀行は覚えた方がいいです。
もっとも第一勧銀は、冬期講習の経済史の中に出てきます。
というわけで、何もかもを書き写すのはどうかと思います。
臨機応変に対応してみてください。


関連記事

40面ノートの中から答えを絞りこめ!

ワセヨビ西船校の高卒生のみなさんへ
ノートの訂正をお願いします。
誤「国防の本義の其強化の提唱」
正「国防の本義と其強化の提唱」
口では「と」と言ってましたが、間違えて書いていたようです。
すみません。

よく授業で「ノートの中から答えを見つけろ!」と叫んでいます。
ノートの中にある用語なら、数がかぎられていますから、
答えを絞り込みやすいのです。
電子辞書などで答えを出そうとすると、
説明が詳しすぎて、何がなんだかわからなくなったりします。
受験日本史という世界では、入試に出ないような知識は、
知る必要がないどころか、
知らない方が問題を解く上ではずっとラクなのです。
ということは、学校での日本史の成績が良くない人は、
不要な知識を持たない分、かなり優位な位置にあるとも言えます。
それゆえに、毎年、受講生の中から、
下剋上を果たす人が出てくるわけです。
雑念に惑わされない日本史学習をしてみたいと思いませんか?

というわけで、みごと成績上昇中の方からメールをいただきました。

<Sさん>
夜遅くにすみません。東京校のSです。この前河合塾の記述模試が返ってきました。かなり偏差値があがっていました。Sランクになっていてかなりうれしかったです!!それと、最近自分よりできる友達と過去問対決をしました。その時にできるだけ考えて答えを絞っていくように心がけたら、かなり正答率が高く出たのでびっくりしました!また、ノートの中で答えを出すという方法がかなり得点に結び付くなと感じました。このごろ、復元は信号待ちなどでやるようにしています!他の科目に時間をさかなければならないので大変ですが、頑張って続けたいと思います!まだまだ未熟なとこがあるので、どんどん先生の勉強法を吸収していきたいです!最後に、私の地元の小学校の近くに数字のつく銀行がありました。「なんでこの銀行、数字つくんだろう?」なんて友達と言いながら登校していました。

<石黒>
それはだいぶ上がりましたね。
でも本当に早稲田に合格するには、過去問の正解率が肝心です。
受験では貪欲な人や、周囲の人たちに惑わされない、
我が道を行く人が成功しやすいものです。
第一志望合格までは、小さな満足の積み重ねであってください。
それにしても数字のつく銀行はあちこちにあるようですね。
名前に数字が入っていることは、
その当時から存在しつづけているというステータスなのでしょう。

というわけで、過去問を解いていてわからない問題にぶつかったら、
電子辞書にあたるまえに、まず、ノートです。
derutoko.com 教材をお使いの方は、まとめプリントをどうぞ。
それでもわからなければ、次は用語集をあたってください。
次に教科書で、次に過去問の解説です。
辞書は最後になりますが、見なくてもいい場合がほとんどです。
辞書には入試の出題ポイントは書いてないのですから。

「日本史道場」では、どのポイントに注目して解答を導き出すかを、
バンバン解説していきます。
誰もがカンタンに解ける問題はほとんど扱いません。
「解きにくいけれど、ここで解く!」
という問題を体験してもらうのです。
上記のSさんも、第1回日本史道場に参加していましたが、
その効果があらわれたのだとしたら、僕としてもうれしいかぎりです。


関連記事

日本史のノートってどう作る?

歴史では、特定のできごとが
「いつ」「誰」の政権下のことなのかが重要です。
しかし、受験生はとかく用語暗記にばかり走りがちです。
日本史用語を英単語や古文単語の暗記の延長と、
とらえているんじゃないでしょうか?
しかし、あくまでも歴史なのですから、
「いつ」のできごとかを把握しながら用語を覚えるべきなのです。
そのためには単語帳的なもので覚えるのではなく、
時期ごとに整理したまとめを使うべきです。

しかし、何で区切るかは出題状況を知っていなければできません。
たとえば、何世紀かがわかっていれば入試が解けるのか、
いや、何月何日までわかっていなければならないのか……。
大雑把に言うと、近現代は内閣ごとに整理するのが基本です。
江戸時代なら将軍ごとに整理するものです。
じゃあ、鎌倉時代や室町時代はどうでしょう?
鎌倉時代は将軍ごと? いや執権ごとです。
室町時代は将軍ごとですが、
ある時期からはその区切も必要なくなります。
なんでもかんでも時の将軍が問われるわけではないのです。
じゃあ、奈良時代はどうでしょう?
藤原不比等・長屋王などの政権担当者ごとですか?
それとも天皇ごとですか?
なんと面倒なことに、政権担当者が問われることもあれば、
天皇が問われることもあります。
さらには両方問われることもあります。
それゆえ通年授業で作成している「40面ノート」では、
どちらが問われても瞬時に解けるような構成をとっています。
さすがに講師が作るノートなので、
ただの年表や、単純な箇条書きのまとめではないってことです。
最近、東大合格者のノートがもてはやされているようですが、
彼らのノートとは違って、出題されないことは書いていないし、
そのまま入試に役立つ、記憶定着率の高い形をとっています。
プロなのですからあたりまえですね。
もちろん、高校生であれだけのノートを作れるというのは、
スゴイことですよ。
ただ、念のためお伝えしますが、
あれを真似してノートづくりに励んでも、
成績が飛躍的に上がるわけではありません。
東大に受かるなんて夢のまた夢です。
彼らの本当にすごいところは、
あのまとめを「短時間で」作ることができた点にあるのです。
それができないなら、まとめは既製品に頼った方が早いです。

さて、40面ノートについてワセヨビ生から質問がありました。

<Gさん>
先生。こんにちわ。さっそく質問なんですが、6番ページのプリント枠の箇所の東北経営の出来事は、政権担当者も意識して暗記、勉強するべきなのでしょうか?特に授業中、御指摘が無かったので必要ないのかとは思ったのですが気になってメールさせて頂きました。お暇な時にお返事頂ければ結構ですので、宜しいお願いします。

<石黒>
なかなか鋭い質問ですね。
何しろ、東北関連でも○○(編注:伏せさせていただきます)だけは、
枠内に書きましたからね。
でも、他は気にする必要はありません。
当然意識して、枠内と枠外に分けてあります。
ただし、入試本番で政権や天皇が問われた場合、
年代がヒントとなって考えさせられる可能性はあります。
でもそのときに考えれば十分です。


関連記事