河崎君の遺言
<2004年度入試>

<長い受験生活を終えて>
皆さんこんにちは。今年念願かなって早稲田商学部に入学しました河崎というものです。まず私の経歴を簡単に説明しますと、私は現役時は全滅し、一浪時は滑り止めに合格し、一時は進学しましたが、早稲田への熱意が絶えず、もう一度受験を決意して、なんとか合格を果たすことが出来ました。二浪するぐらいですから、元々頭も悪いですし、学校の成績もあまり良くなかったので、こんな自分がアドバイスするなど畏れ多いですが、他の人よりは受験の経験値はあると思うので、少しでも参考になればと思い、陳腐な内容ですが、この体験談を書くことにしました。
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(1)復習編(授業)
私の復習方法は一言でいえば、「ひたすら聞いて、ひたすらノートを写す。」やり方でした。具体的に言うと、私は授業が終わるとすぐ、その日の授業を録音したMDを聞いていました。このとき聞くと同時にラフな形でいいので、ノートを写すと記憶も安定しやすいと思います。この方法はひたすら時間がかかるという難点がありますが、語句の記憶はもちろん、授業の話の流れ、すなわち歴史の流れが頭に残りやすいのが良い点だと思います。また、電車の行き帰りにMDを聞いたりして、二度目三度目と復習を重ねました。何度も聞くと、先生の次に発する言葉が分かるようになり、さらに復習を重ねると、先生の物まねですが、授業を一人で展開できるようになります。これは自分の自分による自分のための授業ですが、これが出来るということは、歴史の流れを理解したことを意味すると思うので、早稲田大などの難解な正誤問題も解きやすくなります。 「難関大学は教科書の範囲から逸脱した知識を問う問題が多いから、ひたすら単語を覚えなくてはいけない。」といったことを言う人は多いですが、私は、「理解」が難関大学で高得点を取るための最大のポイントだと思うので、決して軽視しないでください。(もちろん、単語量も相当必要です)皆さんもどんな形でもいいので、歴史の流れを「理解」してください。そうして初めて「復習した」と言えるでしょう。
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(2)過去問編
とにかく、沢山解いてください。少なくとも、第一志望に関しては10年分は頑張ってください。過去問は石黒先生が再三おっしゃっているように、非常に重要です。なぜなら、問題の傾向をつかめることは、もちろん問題慣れし、本番に強くなるからです。また、意外と間違いやすい漢字や、どのようなタイプの問題が苦手かなども発見できます。このような力は問題を解くことでしか伸びませんし、理解と同様、本番で力を発輝する重要な要素です。先ほど、傾向をつかめるといいましたが、具体的には、どの大問が簡単か難しいか、誤文レベルはどの程度か、といったことをつかめたら良いと思います。あと、本気で9割を目指してください高い目標は受験では不可欠です。そして、出来ない問題があったら、なぜ出来ないか、徹底的に原因を追及してください。具体的には、理解が足りずに解けないのか、単語量がなく解けないのかなどが分かるまで、間違えた原因を追求するべきだと思います。 (出来なくても、感情的にならないでください。はじめは出来ないのが普通なので)さらに、本番に近づいてきたら、どこからどう攻めるかなどの実践を想定して過去問を利用してください。
このように、過去問はただ漠然と解くための問題集ではなく、本番60分をどのように過ごしたら、高得点を取れるかを知れる「道しるべ」だと思います。しかし、この「道しるべ」はただでは見れないので、自分から主体的に探していく行動力が必要です。
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(3)復習編(長期休暇時期)
夏休みや、冬休みなどの長期休暇のときは通常授業はないので、私は復習の仕方を普段と変えて行っていました。(もちろん、講習の復習と並行しながらです。)まず、古代と近現代と分けて行っていました。古代は「読むだけ日本史」を使い、歴史の流れを復習し、ある程度まで進んだら、ノート写しをしました。これは、はじめは時間がかかりますが、段々とスピードが上がるので、私としては最終的にかなり効率の良い勉強でした。近現代の復習はMD中心に流れを確認し、古代と同様ノート写しをしました。1月にあえてもう一度、ノート25番(近現代)以降のMDを聞きなおしました。この時期には、すでに復習はかなり進んでいましたが、実際は分かっていないのに、分かったつもりになっているところを見つけるために、聞きなおしました。これは結果的には、非常に良い効果がありました。思ったとおり、分かったつもりになっているところが多く、穴を埋めることが出来ました。本番でも、近現代では高得点を取ることが出来ました。 これをしていなかったら、おそらく無理だったと思います。
しかし、(少し話がずれますが)私が一番言いたいことは、この勉強法ではなく、自分の力を過信せずに、常に高い次元を目指すことの重要性です。過信すると、「分かったつもり」=「理解した」と良い風に解釈し、結局本番で泣くことになります。「俺は天才だ。」といった強がりは、大学受験をやる上では意味を成しません。
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(4)最後に
今まで、ずらずらと偉そうに書いてきましたが、決して、私の方法を鵜呑みにしないでください。他の人の合格体験記も同じように信じすぎないようにしてください。なんか矛盾するようですが、これが私の一番の主張です。今年、早稲田に入学した人は約1万人だそうです。つまり、この1万人はそれぞれ、合格への道のりがあり、受験に対する見方も多種多様です。なかには、「国語は勘。」やら、「日本史は1月から。」などの天才的な意見を持つ方もいます。もちろん、私の勉強法も私だからあっていただけであって、もっと効率の良いやり方が必ずあります。でも、勉強方法で悩むようなことがあったら、とりあえず、これは良いと思った人のやり方をまねてみると良いかと思います。「全く効果が出ねえじゃねえか。」と思ったら、さっさと新たな道を模索してください。「おっ、結構いいじゃん。」と思ったら、さらに良いものにしていってください。どちらにしても、本番で9割取るにはどうしたらいいかを常に考えて、受験勉強を進めてください。(他の科目も同様です。) 「時間をかければ合格できる。」「流した汗の多いものが勝つ。」などの根性主義だけでは、志望校合格は難しいと思います。「根性」は勉強をつづける最低条件であって、必須条件ではありません。合格するには、「効率性」「常に上を目指す高い意識」などが必要だと思います。それに気付かず過ごすと、おそらく多浪スパイラルにはまってしまうでしょう。石黒先生の授業は本番で9割取れる要素がそろっています。あとは自分次第なので、試行錯誤を続け、頑張ってください。
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