白土千敬さんの遺言 <2009年度入試>

<石黒より>
白土さんは、現役のときに河合塾で僕の授業を受講していたものの、結果が出ずに早稲田予備校でもう一度通年授業を受けてくれた人です。その結果、みごと早稲田大社会科学部に合格しました。このページで紹介している偉人のなかには、本当にすごい超人のような人がたくさんいます。白土さんにはちょっと失礼ですが、どちらかというと彼女はそういう類の人ではなく、遠回りをしながらも試行錯誤を繰り返して、早稲田合格にたどり着いた人です。ワセヨビの通年授業が始まる前に、彼女が敗因を分析していた様子を、過去にブログで紹介していました。今後の勉強法をシミュレーションしていたのです。この記事からもわかるように、当時はかなり「心配な人」で、浪人してもう一度僕の授業を受ければ受かる、と確信できるタイプではありませんでした。というわけで、最初からすごい人ではないという点が参考になる遺言ではないでしょうか。いつも前向きな姿勢の印象が残る、白土さんからのアドバイスです。



日本史編
○漢字は難しいのに気を取られていると、簡単なものを忘れる
これは単に私がアホなだけかもしれません…。例をあげると、「瓢鮎図」の瓢は書けるのに鮎が出てこなかったりしました。漢字が簡単でも、読み方が特殊な単語も要注意です。「書けるだろう」は試験では通用しません。

○石黒先生の提案している、基本的な勉強方法をしっかりできるようにする
私の場合は「ノートに清書⇒しゃべり勉強」だったのですが、枠やどの天皇がどの政策までやったのかが曖昧でした。それからまたHPを見て、石黒先生が提案している方法で1からやってみました。そこで一番効果があったのは、枠を「書く」という作業でした。それからしゃべり勉強をするときは、最初に枠がはっきり頭に浮かび上がるようなりました。そして、枠の中の形(どの天皇がどの政策までやったのか。など)もはっきりしました。私は遺言などを読んで、効率の良い勉強法を探っているうちに「書く=無駄」となっていました。確かに書いて覚える必要の無い漢字を書いたり、枠が思い出せるのに枠を書くことは時間の無駄です。しかし、その時の私には枠を「書く」ことが必要でした。石黒先生のサイトには多くの勉強法が掲載されています。上記のことは一例ですが私はいろいろとやりすぎて、全てが中途半端になっていました。情報がたくさんある中で本質的なこと(ここでは、枠をはっきりさせること)を見失っていました。見開き1ページごとにまとまっていること、そしてその中の枠や形を覚えることで、 脳内日本史データベースが強固になりました。問題を解く際、このデータベースを検索し、ページ・枠・形からあぶれたものがあれば、ダミー選択肢だと確信できました。その逆もしかりです。

○録音するとだらける
近現代や問題解説の講座は録音しました。聞き逃した箇所を聞くためです。当初は授業を録音したものをながら聞きする予定でしたが、そのような時間はなく、石黒先生の音声教材をながら聞きしていました。
※録音について
河合塾では録音した方がいいと思いました。速いです。早稲田予備校の1.5~2倍速です。

○記憶のとっかかりをつくる
ゴロ・ダジャレ覚え・替え歌・色で年覚え(近現代)・一気読み
単純暗記の部分すべてをこれらで覚えることは難しいですが、少しでも思い出すきっかけがあれば、本番で命拾いすることもあります。年覚えの色は高校時代のクラスカラーにあわせました。私の高校は1組が赤色だったので、4桁目が1の場合、赤で色塗りをしていました。
※ゴロについて
23番ページの外交部分(緑色)は「あられふって、ごろー(雷です)っとくもり」と覚えました。復元するときは、全ての番号→ゴロの部分→空いているところを埋めていくというふうにパズルみたいに覚えました。ゴロを軸にして他の流れを把握していくという使い方がゴロにはあると思います。


試験編(全教科通して)
○見直しを惰性でやらない
○一問目注意
初めは気持ちが昂ぶっているので要注意です。
○すぐ答えを書かない
問題文・リード文をよく読め、時期を考えろ、ということです。焦っているときは、日本史の場合、目に付いた単語や年を勝手に脳内にピックアップして答えを導き出してしまうこともあります。
○わからない問題はとりあえずマークして、先に進む
もう一度解答する時間がなくなったときのため、マークずれを防ぐため、です。先生がおっしゃっていた☆マークの方法は他教科でも役立ちました。
○頭に入れながら読む
○落ち着いて読めば、時間は余る
○先生ならどう解くか念頭におきながら解く
本番で先生の思考法を忘れて、無我夢中に解いても、点数には結びつきません。
○英語の試験前は英文を読む
英語脳にするためです。

その他
○勉強計画を何度も練り直す人は、「まだ時間がある」と希望をもってしまう
自分で決めたノルマを達成できないと、何度も計画を練り直すことになります。そうすると、「まだ大丈夫」と変に余裕が生まれてしまいます。
○「もう一ヶ月しかない」と焦るかもしれないが、試験前日になれば「あの頃はまだ一ヶ月もあったんだ」と感じる
焦ると勉強に手がつかなくなるので、気持ちを落ち着かせるためにこう言い聞かせていました。

最後に
やるか、やらないか それがまず大事なことです。40面ノートを持っているだけでは、分厚いファイルを見ている人・一問一答集をやっている人のことは笑えません。また、石黒先生は合格への最短距離の勉強法を提示してくださいます。しかし、最短距離だからといって、決して楽な方法ではありません。
石黒日本史をやると決意したら、方法を間違えることなく、しっかり勉強しましょう。読んで下さってありがとうございました。合格を祈っています。

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