講習で配布されたプリントの勉強法は?

南浦和で夏期講習を受講されていたみなさん、お疲れさまでした。1限~4限まで連続で授業を受けていた人は、本当にお疲れさまでした。せっかく受講したのですから、損しないように十分復習してください。

ところで、夏期講習では、テーマ別のプリントを使って授業を行っています。日中交渉史や日朝関係史、土地制度史などのプリントのことです。ワセヨビやS.P.Sで文化史を受講している人は、仏教史や美術史などのプリントもあります。それらのプリントはどういうやりかたで復習すべきなのかを、授業ではあまり言いませんでした。すみません。このブログで書こうとしていたところを、S.P.Sの生徒に聞かれてしまい、今ようやく書くところです。

基本的にはプリントを目でたどり、ストーリーを思い出し、いらない紙に用語を書きなぐっていってください。もちろん単語をチェックペンで消して……ってやり方もありますが、通常授業を受講していた人なら、40面ノートを覚えるのが最優先なので、このプリントを復元しようなどとは思わない方がいいです。テーマ別のプリントの良さは、時代をまたいで見通せるところですから、できごと同士のつながりや、各時代の特徴、さらには似ているできごとだけれど違っている点……などをつかむことが大切です。

問題は、ふだんの通常授業で出てこなかった用語の扱いです。それらは40面ノートに写してもかまいませんが、どこに書くべきかに悩むこともあるでしょう。それならいっそ、このプリントの場所で覚えておいてはどうでしょう。たとえば、プリントをコピーし、ノートでみかけなかった用語にだけ、蛍光マーカーでチェックするのです。そうすると、目立って印象に残りやすくなるでしょう。もちろん、蛍光マーカーではなくチェックペンをかけて、赤シート勉強をするのもひとつの手です。

どちらにしても、講習で出てきた難しい用語たちは、早慶上智レベルの大学ではぜひとも正解したい用語ばかりです。そういえば、こんなことがありました。ここに遺言を書いてくれている谷口君が、11月くらいに赤本の質問を大量に持ってきたことがありました。「これってどうやって解くんですか? 覚えるべきですか?」と、いくつも聞いてきたのです。しかし、それらはことごとくテーマ史の授業で扱った内容だったのですよ。「あー、講習の復習やらないとまずいですね」という結論に落ち着きました。

今すぐにはすべては習得できないでしょうけれど、きちんとマスターしたくなる日が来るかもしれない、と、心に留めておいてください。

講習プリント